東京・歌舞伎町のホストクラブで飲食した代金の売掛金(いわゆるツケ)名目で客の20代女性に「早く金をつくってこい」などと約1000万円を要求し、ソープランドで売春をさせたとして、警視庁保安課は23日までに、売春防止法違反の疑いで、元ホストの秋葉拓也容疑者(27)を逮捕した。
女性は2021年10月~22年3月、都内や5県のソープランドで売春をさせられ、売上金を渡したとみられる。秋葉容疑者は「ホストクラブでナンバーワンになりたくて、売春させていた」と容疑を認めている。
秋葉容疑者の依頼でソープランドを紹介したとして、職業安定法違反の疑いで2人も逮捕。売春場所を提供したとして、売春防止法違反の疑いで、ソープランド2店舗の店長ら10人も逮捕した。
秋葉容疑者の逮捕容疑は21年10~12月、台東区のソープランドで女性に売春をさせるなどした疑い。警視庁と福島、愛媛、熊本、大分、沖縄の5県警は合同捜査本部を設置して取り締まりを実施。5県のソープランド関係者らも逮捕された。
ホストへのツケでソープに沈められる…漫画の世界のような話だが、現実の事件となった。
元ホストは「ツケはホスト持ち。回収できなければ、店からボコボコにされるのは客ではなくホスト自身。だから、そのホストの裁量と腕前で、客にツケをさせて、お金を落とさせるんです。客にキャパオーバーのツケをさせるのは二流です」と語る。
現在、歌舞伎町にはホストクラブが約300店舗あり、約8000人のホストがいる。街中と雑居ビルはホストの看板であふれ、店の売り上げトップのホストの顔写真をパネルにしたアドトラックが新宿中を走り回る。それらは華々しい看板ばかりだが…。
「ホストの9割はまともに食べていけず、新大久保周辺のマンション1部屋に5人とか10人で住んでいる“タコ部屋”生活。早くそんな生活から抜けたくて、増やしたツケを回収できず、客も自分も潰れる。トップのホストは、成長を見込める客に整形代を出して、アドバイスして売れっ子風俗嬢に育て上げ、自信を持たせてあげながら、太客にするなど、それぞれ独自の腕を持っている」(同)
秋葉容疑者にはそんな腕がなかったということか。












