現役ホスト11人によるグループ「KG9」が昨年11月にメジャーデビューした。デビュー曲「Higher Higher」はオリコンデイリーデジタルシングルランキングで2日連続1位を獲得するなど、ブレークの兆しを見せている。今年はさらに飛躍の年にすべく全力を注ぐ覚悟だが、一方ではホストならではの悩みもある。

 KG9のリーダー、KEITYは「新宿にKGというホストのグループ店が15店舗あって、そこに在籍するホストで(昨年)3~4月にオーディションを行いました」。

 約400人のホストの中から、えりすぐりのメンバーが集まった。「メンバー全員がそれぞれの店でトップ3に入る」(KEITY)というから、まさに粒ぞろいだ。

 メジャーデビューを目指して結成したのではない。「もともと店で歌えるシャンパンコールの曲を作ろうって話で始まったんです。曲ができたら、街でトラックを走らせて、店の宣伝もする。一曲作ったら終わりというプロジェクトだった」

 ところが昨年7月、KG9が音楽フェスに参加したことで一変する。関係者の目に留まり、メジャーデビューの話が急浮上したのだ。デビュー曲は韓国の有名プロデューサー「Brave Brothers」が手掛けた。

 KEITYは「僕たちはホストですから、歌もダンスもやったことがない。だから、ダンスレッスンにボイストレーニングの毎日でした」。

 メインボーカルのUTAは「僕は歌手を目指して上京してきた。一度は諦めかけた夢がかなうのですから、このチャンスをものにしたい。日本武道館でライブをすることが夢」と目を輝かせた。

ズラリと並ぶイケメンホストたち
ズラリと並ぶイケメンホストたち

 とはいえ本職はあくまでホスト。歌手に専念するわけにはいかない。「僕たちは現役ホスト。トレーニングの時間をつくるために同伴(出勤)ができなかったり、次の日のトレーニングのため深酒できないからアフターを断ったりする。当然、ホストとしての売り上げに響いてくるし、お客さんも離れてしまったりするので『つらい』とこぼすメンバーもいたりする」(KEITY)。メンバー全員が売れっ子ホストだからこその悩みだ。

 KG9は9人組だったが、今年に入って2人の新メンバーが加入し、11人組となった。新加入のLEOは「僕は店舗の責任者でもあるので、両立は大変ですが、やるしかないですからね」と気合を入れた。

 KEITYは「春ぐらいには2曲目のリリースも計画しています」。デビュー曲を超えるヒットとなるか。