俳優・赤井英和が、6日に更新された落語家・桂小文枝のユーチューブチャンネル「きん枝改メ 四代 桂小文枝」にゲスト出演した。
もともとはプロボクサーで世界タイトルにも挑戦したことがある赤井は、1985年2月の試合でKO負けした際、意識不明となった。幸い一命は取り留めたが、ボクサーとして復帰することはかなわず、その後俳優に転身した。
ただすぐに芸能活動を始めたわけではなかった。ボクサーを引退した当時について赤井は「することもないし、別にそうかと言うて仕事もないし。元気になったけども、いま何したらええねやろと考えてる自分の中で、そう言うたら今までお世話になった社長さんであったりとか、先生であったりとか、いろんなとこに『元気なりました』ってあいさつ行こうと思いまして」。
お世話になった人の中に高校の先輩である落語家・笑福亭鶴瓶がいたという。「ずっと応援もしてくれてたし、ごあいさつ行こうと思って。行ったことがありまして」
会った際、「どないしてんねん?」と聞く鶴瓶に対し、「いろんなとこあいさつ行ってるだけで、何もしてません」と答えたところ、鶴瓶は「お前の人生おもろいから本書いたらどうや?」と提案してきたという。
最初は戸惑っていた赤井だったが、鶴瓶は「段取りしたるから、書け。出版社もオレが紹介する」と言い、本を書くことになった。
そうして書いた本が「どついたるねん」という自叙伝だった。するとこの本を読んだ映画監督の阪本順治氏が映画化を決め、しかも主演に赤井を抜擢した。
書籍と同じ「どついたるねん」というタイトルで1989年に公開されたこの映画は、ブルーリボン賞作品賞を受賞するなど大ヒット。赤井も多くの映画賞で新人賞を受賞するなど、俳優として華々しい第一歩を踏み出した。













