【SKE48運営トップ3インタビュー(6)】アイドルグループ「SKE48」は2028年10月5日で20周年を迎える。再来年のアニバーサリーイヤーに向けてグループはどう動いていくのか。SKE48の親会社である株式会社KeyHolderの大出悠史社長(43)、株式会社SKEの北川謙二代表取締役社長(46)、大山武志代表取締役(54)が決意と覚悟を語った。
――SKE48は今年で18年目ですが、今後さらに盛り上げていくための方針は
大出 難しい質問ですね。アイドルに正解はないと思うんですけど、やはりアソビシステムさんがやられている(SNSでのバズリを重視し、女性ファンも取り込む)動きは取り入れていかなければいけない。一方で他のアイドルグループとは違うSKE48の良さをどう出していけるか。これだけ長い期間続けていて、ファンの皆さんに支えられているアイドルグループはないと思うんです。それがやはり強みなので、原点回帰しかり、どうすれば2年後の20周年、そして5年後、10年後に向けてさらにいいグループにしていくか模索していくというところですね。
――新たなファンを獲得することも必要
大出 新規のファンを獲得することも、グループの認知度を上げるために必要なんですが、根強く長く応援してもらうグループであるためにどうすべきかというところも考えていきたい。派生ユニットを単純に作るのではなく、結局はSKE48があってこその派生ユニットだというようなグループでの一体感、全体の箱感というものを増やしていく動きが必要かなとは思っています。ちょっと抽象的ですけれども。
北川 今、スタッフと連日、何をしていこうかと話をしているところです。やはり名古屋が発信拠点で名古屋を軸にするのですが、東京に向けての発信も大事です。またこれまでの歴史を守っていくことも大切ですけど、その一方、リブランディングの部分で、SNSを多用した新しい戦略も必要です。昔からのファンの方々をもちろん大事にしなければいけない一方、新規のファンを取り込む動きも必要。劇場という場所を軸にしつつも、全国ツアーやフェスなどいろいろなイベントで露出を増やしていくことも大切。相対的に今あるもの、これからやらなければいけないことをどう組み合わせていくかということだと思っています。その中で再来年の20周年をどう盛り上げていくか、ロードマップをどう引くかというところを今、詰めています。
大出 北川社長は3月5日に行われたファンとの座談会でも「バンテリンドームで絶対にリベンジしたいです」と言い切っていた(※SKE48は2014年2月1、2日にナゴヤドーム=現バンテリンドームでコンサートを行っている)。
北川 目標です。目標はバンテリンドームです。
大出 感覚的な話ですが、先にバンテリンドームを押さえるのはどうかという話も運営の一部では出ています。目標を高くしないとそこに行き着くまでにモチベーションが下がったりもする。(バンテリンドームを)押さえてそれでお客さんが集まらなくてスカスカになってしまったら、それは運営みんなで責任を取ろう!そのぐらいの覚悟は必要だという話は冗談ではなく出ています。
――20周年コンサートのために今からバンテリンドームを押さえればSKE48のメンバーもファンも熱くなる
大出 利益を上げている間に次の仕掛けで何をするかというのが我々の課題です。上場会社としてPL(損益計算書)を気にしなければいけませんが、思い切った施策の一つとしてファンの皆さんに明言して、応援をお願いする。メンバーもバンテリンドームでやるんだって決まると、またエンジンが掛かると思います。
大山 20周年のタイミングが北川社長と私を含めた新経営陣の1つのチェックポイントだと思っています。その段階で何ができているのかいうところでやはり目標は高く、僕も個人的には20周年をバンテリンドームで迎えたいと思っています。その思いを社内に発信することによってこれからの行動がそこにつながる行動なのか、それを基軸において(社員、メンバーへの)教育、そして日々の活動につなげていきたいと思います。












