メーガン妃(45)と絶縁状態にある父トーマス・マークル・シニア氏(82)が、米フロリダ州の認知症患者向け専門介護施設に入所した。マークル氏は児童ポルノ所持疑惑で米連邦捜査局(FBI)などの捜査対象となっているが、認知症を理由に事情聴取が困難になる可能性が浮上している。英紙サンが先日、報じた。
同紙によると、マークル氏は10月30日、認知症や記憶障害のある患者を対象とする「メモリーケア」施設に移された。娘のサマンサさん(61)が入所を手配したといい、施設について「素晴らしい場所」と説明。父親の「安全のため」の措置だったと明かした。施設は24時間体制で入所者を見守っており、月額費用は約3000ポンド(約60万円)という。
一方、同じ30日には、メキシコの貸倉庫から児童性的虐待に関する大量の画像などが新たに発見されたとの疑惑が報じられた。すでにフィリピンでも同様の資料が発見されたとされ、捜査当局は2か所で見つかった資料を調べている。
発端は、マークル氏の息子トーマス・ジュニア氏(60)が10月下旬、フィリピン・セブ島にある父親の旧宅の所持品から、児童性的虐待画像とみられる資料を発見し、警察に提出したことだった。画像は数百枚から数千枚に上る可能性があるという。
さらにメキシコ・ロサリトの貸倉庫では、白黒写真31枚が発見されたと英紙デーリー・メールが報道。写真の半数近くには同じアジア系の若い女性が写っているとみられ、マークル氏がホテルのベッドで女性と並んで座る写真もあったという。また、50本以上のビデオテープやパソコン、USBメモリーなども見つかったとされる。
しかし、認知症施設への入所が捜査の大きな障害となる可能性がある。フロリダ州の弁護士スペンサー・クービン氏は「認知症専門施設に突然押しかけて事情聴取することはできない」と指摘。「まともな弁護士なら誰でも、その事情聴取を証拠から排除できる。FBIもそれを理解している」と語った。
同氏によると、認知症患者が法的権利を理解した上で放棄できるかが問題となり、事情聴取には独立した医師による評価や裁判官の承認が必要になるという。施設の医師が聴取を認めなければ、捜査当局は裁判所に正式な許可を求める必要があると説明した。
マークル氏は疑惑を全面否定。英紙メール・オン・サンデーに「私は小児性愛者ではない。子供に悪いことをしたことなど一度もない」と断言し、一連の疑惑を「うその寄せ集め」と一蹴。何者かに罪を着せられようとしている可能性も示唆した。
フィリピン国家警察はFBIから捜査協力の申し出があったことを認めている。現時点でマークル氏の犯罪行為は立証されておらず、起訴もされていない。認知症施設への入所が今後の捜査にどう影響するのか、注目される。












