GMOインターネットグループが不正アクセスを受け、身代金を要求された問題をめぐりGMOの熊谷正寿会長兼社長が2日、都内で会見を開いた。熊谷社長はグループのセキュリティー会社からシステムの脆弱性を指摘されていたことを認め、会社の不備を謝罪した。

 GMOが提供する「お名前.comデスクトップクラウド」が不正アクセスを受け、顧客情報がハッカー側に流出。GMOが100万ドル(約1億5700万円)の身代金要求を拒否したことで、顧客の個人情報が10月27日にサイト上に公開された。

 熊谷社長は「本サービスのシステムのセキュリティ上の問題があったことは事実です。専門家からシステム上の課題を指摘されていたことも事実です。しかしながら、その指摘をサービスの運営に生かすことはできませんでした」と不備を認めた。2024年4月に脆弱性を指摘されながらも改善されなかった理由について「私のところにはエスカレーション(報告)されていなかった」と説明した。この問題を受け熊谷社長ら4人の役員について役員報酬の3割を3か月減額するという。

 辞任については「人生をかけてインターネットを笑顔にするツールにしてから死なせてください」と答え、明言しなかった。