日本野球機構(NPB)は30日、フリーエージェント(FA)権を行使した選手の移籍に伴う「人的補償制度」を来シーズンオフから撤廃することを発表した。代替策としてドラフト会議の指名権か金銭を、選手を獲得した球団が所属していた球団に譲渡する。
Aランク(日本人の年俸上位1~3位)はドラフト2位指名権か年俸の80~130%を目安とする金銭。Bランク(同4~8位)の4~7位は3位指名権か年俸の60~100%。8位は年俸の60%の金銭のみとなる。また今オフから翌年の4月1日に35歳以上となる選手に関しては旧所属球団への補償が不要になる。
これまでFAでA、Bランクの選手を獲得した場合、「金銭+人的補償」が選手の旧所属球団に与えられていた。人的補償対象外となる28人のプロテクトリスト作成はオフの大きな話題となっていた。過去には2018年オフに巨人の長野、内海ら人気選手のプロテクト漏れによる移籍がファンの反発を呼んだ。有望株を育成契約を結ぶ〝プロテクト逃れ〟も問題となっていた。
選手会は人的補償について選手の移籍を妨げるものとして廃止を訴えてきた。新制度については29年オフに再協議される。












