巨人の松井秀喜監督(52)がいよいよ始動した。秋季キャンプ初日の30日、全軍の選手やコーチングスタッフらと対面。「まずは選手の特徴や強みが何なのか、全選手をしっかり把握していきたい」と語り、指揮官の目でチームを見つめた。

 松井監督は午後0時53分にグラウンド入り。パンツの裾を折り返しソックスを見せたオールドスタイルで登場したが、「今日はこれで行こうかなと思っただけ。深い意味はありません」と特別なこだわりはない様子。それでも、グラウンドに姿を見せると球場の雰囲気は一変。詰めかけた延べ2932人のファンから歓声が上がり、「松井さん、おかえり」と温かい拍手が送られた。

 その後、新たに就任した高橋由伸ヘッドコーチ、清水隆行打撃コーチらコーチングスタッフと選手など、100人以上の球団関係者を前に約6分間の訓示を行い、新体制が本格的にスタート。ブルペンにも足を運び、竹丸や西舘らの投球をチェックするなど、精力的に動いた。

 初日を終えた松井監督は「こうやってジャイアンツの人間としてユニホームを着るのは、20何年ぶりですからね。ルーキーの時に汗を流していた場所ですし、戻ってきたんだなという感じがします。ルーキーの時は結構二軍にいたので、ここに来ると、その時の気持ちをいつも思い出します」と感慨にふけった。

 選手たちには「すごく大事な準備期間。今、何のために取り組んでいるのかをしっかり意識して、そこに100%で向き合おう」と呼びかけ、「みんな意志のある、強い目をしていたので、それを見てうれしかったですね」と話した。

 復帰を歓迎するファンについては「そういうふうに思ってくださるジャイアンツファンの方が来られることはうれしい。帰ってくんなと言われるよりはいいですよ」と〝ゴジラ節〟も披露。巨人の黄金時代再来へ、新たな歴史が動き始めた。