大阪維新の会の竹下隆氏と杉江友介氏が28日、同党内で「大阪都構想の新区割りを巡る名称案」を報告した。

 同党は、大阪市を廃止して東京23区のような「特別区」に再編し、大阪府と大阪市の権限や財源を統合して「二重行政」を解消することを目指す「大阪都構想」を推進している。

 先に行われた法定協議会で大阪市を「4区」に区割りする案が出された後、同党は大阪市民に向け「新区名」の案を募るアンケートや世論調査、街頭調査を実施。このほど第1区を「淀川区」、第2区を「北区」、第3区を「なにわ区」、第4区を「天王寺区」とし、11月の法定協で維新案として提出すると報告した。

 竹下氏は、過去2回行われた都構想の設計図作りでは、住民の意見を募るアンケートなどは行われなかったとしたうえで「大阪市全体でも、特別区単位でもご意見をいただきました。住民の皆さんが一番ご納得いただける形を(法定協に)出したかった」と語った。

 2回目の制度案と同じ名称になったことに対し杉江氏は「変えることが目的ではなく、皆さんがこれから長いこと使っていく『分かりやすくてなじみのある、大阪らしいものを』っていう声もあった。その中で選ばれたものじゃないかと考えております」と述べた。

 今までの制度案との違いについて「過去2回だと『自分たち(大阪市民)も意見を言う機会もなかった』と。今回、3回のアンケートを踏まえて皆さんからご意見をたまわって、その中で少しずつ案を絞っていった。(過去2回の都構想の設計図に比べ)皆さんの思いをくみとれたかなと思ってます」と話し、各行政区名などの議論についても丁寧に対応していきたいと説明した。