フリー素材モデルにして大の温泉好き・茜さやが、全国各地の魅力的な温泉を紹介する好評連載。今回は1200年の歴史を持つ、山梨・下部温泉です!

川のせせらぎを聞きながらぼーっとするのも最高です
川のせせらぎを聞きながらぼーっとするのも最高です

 読者の皆様、こんにちは。毎度おなじみ、温泉大好き♪茜さやです。

 今回は山梨県の下部温泉に行ってきました。

 ここ、開湯はおよそ1200年前と言われていて、武田信玄が戦の傷を癒やした「隠し湯」としても有名なんです。

 1200年前って、もう歴史の教科書レベル。私なんて昨日の疲れも引きずっているのに、こちらのお湯は何世紀にもわたって人を癒やしてきたんですから、頭が上がりません(笑い)。

 下部温泉の特徴は、30度前後の「ぬる湯」。体温に近い温度なので、入った瞬間は、え、ちょっとぬるくない?と思うんです。でも、そこですぐに出るのはもったいない! じっくりつかっていると、気付けば体の芯までじわじわ~と温まってくるんです。

「旅館いしもと」外観
「旅館いしもと」外観

 古くから傷を癒やす湯として伝えられ、湯治場として親しまれてきた下部温泉。昔の人たちがじっくりお湯につかってきた歴史を思うと、長く愛されてきた理由が分かる気がします。

 今回訪れた「旅館いしもと」さんは、2006年4月に掘り当てられた51度の新温泉源を、いち早く取り入れているそう。泉質はアルカリ性単純温泉。宿の案内によると、神経痛やリウマチ、婦人病などが効能として紹介されています。昔ながらのぬる湯とはひと味違い、熱めのお湯ならではの気持ち良さも楽しめました♪

 そして、こちらの魅力はお湯だけではありません。源泉かけ流しのお湯につかりながら、下部川の渓流を眺められるんです。川のせせらぎを聞きながら、ただぼーっとする。川の音って頭のノイズを消してくれるというか、次の予定を考えたり、普段は何かと忙しい頭の中が、ここではスーッと空っぽになっていく。温泉って、お湯につかるだけじゃなくて、こういう時間も含めて醍醐味だなぁと改めて温泉の良さを感じました。

今回は山梨の下部温泉へ。1200年の歴史があり武田信玄の隠し湯としても有名です
今回は山梨の下部温泉へ。1200年の歴史があり武田信玄の隠し湯としても有名です

 ちなみに、お風呂は地下にあり、階段を使います。温泉で気持ち良くなったあとに足元がおろそかにならないよう、そこだけは気をつけてくださいね!

 1200年の歴史を持つぬる湯と、宿の熱めのお湯、そして目の前を流れる渓流。あれこれ予定を詰め込む旅も楽しいけれど、たまにはお湯につかることをメインにした旅をしてみるのもおすすめです♪

【下部温泉 旅館いしもと】山梨県南巨摩郡身延町下部80―1。℡=0556・36・0443。泉質=アルカリ性単純温泉。宿泊=6500円~(2人1室利用時の1人料金)。交通=車は中央自動車道「甲府南IC」から約70分、電車はJR身延線「下部温泉駅」から徒歩25分。