【カップめん評論家taka :a推し!トレンド最前線】

 大人気ブロガーが次々と発売される新作カップめんを徹底解説する好評企画。コンビニやスーパーで見かけて気になっていたあの商品やこの商品、今回もまとめてチェックしました!

 

 コンビニやスーパーで見かける気になるあの商品も!


【ななチキでもLチキでもない!】ファミリーマート「ファミチキ味ヌードル」(298円+税)

 かつて脇役だったホットスナックをコンビニの主力に押し上げ、骨なしチキンのパイオニアとして現在も人気商品の座を不動のものにしている「ファミチキ」が発売20周年を迎えた。それを記念して開発された本商品は、日清食品との共同開発商品で、文字通りカップラーメンで「ファミチキ」の味わいを再現しているのだが、ファミチキを模した具材が入っているわけではない。かやくは少量の白い謎肉とスクランブルエッグで構成され、めんもカップヌードルの延長線上に位置している。ただ、別添の「特製オイル」を入れた瞬間、ななチキでもLチキでもない、まさに「ファミチキ」のスパイス感とジューシーな脂を彷彿とさせる香りが立ち込めたことには驚かされた。

調理直後のインパクトは凄まじい
調理直後のインパクトは凄まじい

 ――が、容器のサイズに対してオイルの量が少なく、折り返し地点から勢いは弱まり、なぜか“骨の旨み”が目立ち始めるため、途中からファミチキではなくフラチキ(沖縄県のファミリーマートで販売されている骨付きフライドチキン)っぽいというか、うん(笑)。とはいえ調理直後のインパクトは凄まじく、それはめんをすすっているときにピークを迎えるため、ぜひ深呼吸を挟みながら楽しんでほしい。

【いい意味でなかなかに臭い】日清食品「カップヌードル 辛豚」(248円+税)

 同ブランドにおける「豚」といえば“ザラ濃い魚豚”が通年商品として展開されているが、新たに2種の唐辛子を加えた濃厚豚骨スープを特徴とする「辛豚(からとん)」がラインナップに加わった。なるほど豚骨そのものは「魚豚」に似た系統で、とにかくクリーミーさに振り切ったマイルドタイプ。しかし、別添の「旨辛ぁ油」に香りのクセが強いオイルが含まれているため、いい意味でなかなかに臭い。辛さレベルは5段階基準で「3」となっているため、激辛クラスの刺激ではないけれど、ピリ辛の域は優に超えている。

かやくも豚骨ラーメンらしいラインナップ
かやくも豚骨ラーメンらしいラインナップ

 その濃厚かつメリハリのあるスープもさることながら、本商品のために新たに開発された歯切れのいい特製めんの食感も見逃せない。形状こそ定番の「カップヌードル」と遜色ないけれど、同じ熱湯3分なのに耐久性が段違い。かやくも謎肉、キクラゲ、ネギと豚骨ラーメンらしいラインナップ。発売日は1ヶ月ほど前になるが、公式曰く“うま確な新定番”とのことなので、しばらくは楽しめそうだ。

【味付けに関しては大真面目】まるか食品「ペヤング パエリア風やきそば」(250円+税)

10月5日発売 ※ファミリーマート先行販売
10月5日発売 ※ファミリーマート先行販売

 近年、人気が高まっている「世界のグルメ」や「旅行気分を味わえるフレーバー」の需要に着目し、まるか食品がスペインの代表料理・パエリアを「ペヤングやきそば」で再現した。直近でも「ビビンバ」や「回鍋肉」「四川麻婆」ほか、まさかの「炒飯」なども“やきそば化”しているため、いまさら題材が米料理でも驚きはしない。もちろんサフランライスが入っているわけではなく、定番の「ソースやきそば」と同じフライめんを使っているのだが、味付けに関しては大真面目。

具材も雰囲気のある取り合わせ
具材も雰囲気のある取り合わせ

 例えるなら市販の「パエリアの素」を思わせる味わいで、鶏と魚介の旨みをベースにしつつ、クローブやタイムが香り高い。さすがにムール貝は採用されていなかったが、エビ、アサリ、赤ピーマンと具材も雰囲気のある取り合わせで、なおかつソースにアサリ・エビ・イカのエキスを重ねることで魚介の旨みも申し分ない、なかなかどうして手堅いパエリア風だった。ただし、ふりかけのパセリが多く、喉に張り付いてむせたので(笑)喫食の際は注意されたし。※2026年11月2日より一般発売開始

【〝こういうのがいい〟の鑑】東洋水産「汁なし黒い豚カレーうどん」(248円+税)

 1995年(平成7年)発売の「豚カレーうどん」にルーツを持ち、1998年(平成10年)から“マルちゃんの色シリーズ”に在籍している「黒い豚カレーうどん」から湯切りタイプの新作がリリースされた。過去に「黒い豚カレー焼そば」は何度も発売されているが、汁なしうどんは筆者の記憶にない。結論からいうと、こういうのでいい――否“こういうのがいい”の鑑といっても過言ではない

テイスト的にサクッと食べられる
テイスト的にサクッと食べられる

 うどんはペラペラで安っぽく、味付けも保守的な部類に入る。でも、それがいい。既存の「黒い豚」と比較して少し濃いめの味付けで、やや醤油感を強めるなど、汁なし用にチューニングされているが、カレーの方向性は紛う方なく「黒い豚」のそれ。無理に気取って背伸びした商品とは違う、カップめんとしての美味しさと純粋に向き合ってる良品だった。めん重量は66gと汁なしカップめんのレギュラーサイズ基準(めん90g)を下回るが、テイスト的にサクッと食べられる感じがポジティブに思えた。

【万人受けを狙った絶妙な辛さ】東洋水産「辛い豚汁うどん」(248円+税)

 さらに、定番の「あじわい豚汁うどん」を“辛味噌仕立て”にアレンジした新作も同時に発売された。そのルーツは22年前、2004年10月12日に北海道で先行販売された「あつあつ豚汁うどん」まで遡り、2021年8月30日発売の「あじわい豚汁うどん」以降、秋冬限定から通年販売品に栄転しているが、辛いアレンジは意外にも前例がない。

つゆのベースは定番品の魅力を踏襲
つゆのベースは定番品の魅力を踏襲

 通常品と比較して具材の品数も量も少ないため、そこは寂しいポイントになるけれど、つゆのベースは定番品の魅力を踏襲。なかでもゴボウの風味が強く、豆板醤を中心に辛さを付けているが、マルちゃんらしく万人受けを狙った絶妙な辛さ。ユーザーが手軽に試せる一味唐辛子や七味唐辛子ちょい足しアレンジとは違う、本家だからこその絶妙なアレンジが光っているため、これから寒さが本格化する時期に備えて買い置きしておくのもアリだろう。

 各商品の詳しいレビューは筆者のYouTubeチャンネル「カップ麺研究家 taka :a」参照

 ※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。