【カップめん評論家taka :a激推し!トレンド最前線】大人気ブロガーが次々と発売される新作カップめんを徹底解説する好評企画。今回もどれを食べようか迷ってしまいそうな注目の5アイテム。もう全部チャレンジするしかない⁉

 目を見張るエースコックの「極太!多加水真空仕立て麺」もオススメ

【辛もやしは“お湯を注ぐ前に入れる”こと!】東洋水産「でかまる バリシャキ!辛もやし中華そば」(314円+税)

 マルちゃんを代表する大盛りブランドから、町中華の定番メニューをイメージした新作が出た。結論からいうと、ほぼ文句の付け所が見当たらない。めんは定番の「もやし味噌ラーメン」と共通なので、まったく新鮮味はないけれど、安定の優しい弾力となめらかな口当たりが魅力。スープは豚の旨みとコショウ、ニンニクを強めに効かせたテイストで、いかにも町中華らしいアプローチ。

スープは豚の旨みとコショウ、ニンニクを強めに聞かせたテイスト
スープは豚の旨みとコショウ、ニンニクを強めに聞かせたテイスト

 さらに辛めにアレンジされた「辛もやし」の個性とアクセントがあいまって、大盛りでも最後まで飽きることはない。定番品の通常価格(298円+税)よりも高めの値段設定だが、その価値は十分にあると感じた。ひとつだけ、辛もやしは“お湯を注ぐ前に入れる”ここだけは注意されたし。

【うどんに見紛う弾力と密度の高さ】エースコック「麺欲ハンター 濃辛魚介豚骨ラーメン 大盛り」(308円+税)

 無性に濃いめんを食べたくなる、欲求を満たすシリーズ第1弾として登場した本商品。まず目を見張るのが同社の独自製法によって実現した「極太!多加水真空仕立て麺」による極太めん。うどんに見紛う弾力と、フライめんとは思えない密度の高さは、縦型カップのそれとは思えない完成度。しかも、揚げ油に由来する特有の風味もほとんど気にならない。現時点、全メーカーの中でも頭ひとつ抜きん出ている。かやくこそ貧弱といわざるを得ないけれど、スープの土台は魚介・豚骨ともにまろやかで、一般的にネガティブとされるクセを抑えながらも濃度は高い。

まず別添の唐辛子を入れずに味わってほしい
まず別添の唐辛子を入れずに味わってほしい

 さらに大量の一味唐辛子を別添しているため、これも辛い物好きの欲求を満たすポイントになっているが、全量入れると印象的だった魚介と豚骨の繊細な部分が鳴りを潜め、全体が唐辛子味になってしまった。本商品を試す機会があれば、まず別添の唐辛子(ふりかけ)を入れずに味わってみてほしい。

【広島の本格豚骨ラーメン店とタッグ】サンポー食品「我馬監修 赤うま豚骨ラーメン」(298円+税)

 2000年3月9日、広島県広島市で開業した「ラーメン我馬 三篠(みささ)本店」を皮切りに、博多仕込みの本格的な豚骨ラーメンを提供している人気店と、九州における豚骨カップめん売上No.1「焼豚ラーメン」でおなじみのサンポー食品がタッグを組んだ。めんはラード配合の油で揚げた芳ばしいフライめんを使用しているため、いかにもカップラーメンらしい仕上がりではあるけれど、あえてクセを抑えながらも濃厚でまろやかな豚骨スープに、特製辛ダレと焦がしニンニク入りの特製香味油が奏でるコントラストが絶妙で、味覚にも見た目にも賑やかな一杯だ。

特製辛ダレと特製香味油を左右に分けてトッピングするのがオススメ
特製辛ダレと特製香味油を左右に分けてトッピングするのがオススメ

 しかし、既視感が――と、お店の歴史を調べてみた結果、店主は泣く子も黙る博多の銘店「一風堂」出身らしい。なるほど、納得。本商品を食べる際は、後入れの特製辛ダレと特製香味油を左右に分けてトッピングし、あとは大きく全体を混ぜないよう交互に食べ進めることをオススメする。

【数量限定品が4年ぶり4度目復活】サンポー食品「激辛高菜豚骨ラーメン」(252円+税)

 さらに、サンポー食品のロングセラーを激辛仕様にアレンジした数量限定品も4年ぶりに4度目の復活を遂げた。1985年(昭和60年)10月の発売以来、現在は「九州三宝堂」に分類されている「高菜博多ラーメン」と比較して、唐辛子の量なんと10倍。実は、ベースのスープは辛くない。とんでもなく辛いのは九州産の激辛高菜だ。4年前(三代目)は切刃番手26番(熱湯2分)の細めんを使用していたが、四代目は22番(熱湯3分)の中細めんに変更。

スープのポークエキスも5%増量
スープのポークエキスも5%増量

 さらにスープのポークエキスも5%増量するなど、小さいようで大きな変化も生じていたが、なるほど豚骨感は従来よりも増しているように感じた。地域性が高いため、ややレアリティの高い商品ではあるけれど、見かけたら挑戦してみてほしい。

【ジャンクなテイストで好みの味だったが】セブンプレミアム「にんにく醤油まぜそば」(248円+税)

 セブン&アイと日清食品が共同開発した本商品。黄色い背景に赤と黒のコントラストが映えるパッケージは、一見すると二郎インスパイア系を彷彿とさせる。しかし、いざ調理してみると完全に別物。めんのゴワゴワした食感には実食前のイメージに近いものを感じたが、タレの方向性は醸造酢の酸味が心地よい醤油ベースの油そば。そこにガーリックマヨと黒胡椒(ふりかけ)を合わせたジャンクなテイストで、個人的には好みの味だった。

ガーリックマヨと黒胡椒の量が気になるが…
ガーリックマヨと黒胡椒の量が気になるが…

 ――が、めんに対して肝心のガーリックマヨと黒胡椒の量が少なすぎる上に、具材らしい具材も入っていない。通年販売されている「1分湯戻し大盛ソース焼そば」(178円+税)や「麺が2つ入った超大盛お好みソース焼そば」(248円+税)の存在を思うと、コストパフォーマンスについて見過ごせなかった(――いや、これに関してはセブンプレミアムの平常コスパが異常すぎるからなのだが‥‥)。

 各商品の詳しいレビューは筆者のYouTubeチャンネル「カップ麺研究家 taka :a」参照

 ※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。