公式戦12試合ぶりの黒星にも、青赤軍団に下を向く気配はない――。J1・FC東京は16日、都内で全体練習を実施。その後の取材に応じたDFバングーナガンデ佳史扶(25)の言葉からは、手痛い敗戦を糧に前に進もうとするチームの成熟ぶりがにじんだ。

 10日のリーグ第9節浦和戦では3―0で快勝。無敗記録を11に伸ばした。バングーナガンデは「前半は決定機をつくったり、相手にも攻められたり、拮抗した試合にはなった。でも、後半のところで、チームのプラン通りというか、思い描いた通りに試合を進められたのは本当に大きかった」と手応えを口にした。

 一方で、14日のルヴァンカップ3回戦ではJ1昇格1年目の水戸に0―1で敗北。「開幕戦の負けからうまく盛り返してきていた中で、負けてしまった。仕方ないといったらあれだけど、やっていくことは変わらない。それで一喜一憂してはいけない」と冷静に受け止めつつ「良い勉強になった。改めて自分たちの基準に立ち返れる試合にはなった」と前を見据えた。

 同杯は敗退となったものの、リーグでは首位と勝ち点1差の4位と好位置につけている。安定した戦いぶりの要因については「『長期的な目標はあるけど、まずは目の前の試合』というのを監督にもコーチにもいつも言われる。逆に今季はそこを選手もスタッフも同じ目線で見られているから、ここまで良い試合ができているんだと思う」と分析した。

 下部組織育ちのサイドバックは、次なる〝目の前の一戦〟東京ダービー(17日、味スタ)に向け「誰もがメラメラしているところはある。しっかり結果にこだわって、ヴェルディを叩き潰したい」と闘志をむき出しにした。