明治安田J1リーグ第9節(9日、三協F柏)、柏はホームで神戸に4―2で快勝し、首位の座を奪った。

 首位攻防の直接対決は、序盤からスピーディーで激しい試合となった。DF馬場晴也の負傷というアクシデントに見舞われたものの、前半27分、MF遠藤渓太のシュート性のクロスにFW藤尾翔太が反応して先制。ピンチの場面も体を張った守備でしのぎ、1点リードで前半を折り返した。

 後半8分、馬場に代わってセンターバックに入っていたMF戸嶋祥郎が前線へ駆け上がってクロスを供給。これにFW山内日向汰が左足で合わせて追加点を得た。さらに同19分、MF久保藤次郎の個人技で3点目を奪取。1点を返されるも、直後ににMF瀬川祐輔がダメ押しの4点目を追加して試合を決めた。

 試合後の取材では複数の選手が、今季リーグ初出場で本職ではないポジションを務めた戸嶋への賛辞が相次いだ。遠藤が「リカルド・ロドリゲス監督も『腐らずに努力をしていた選手にチャンスは訪れるし、そのチャンスをものにする』といっていたので、ああいう選手の力を借りて神戸のような強いチームに勝てたのは素晴らしい」と活躍を喜べば、DF古賀太陽は「彼はやるべきことをやり続けられる選手で、そういう振る舞いがピッチに表れていた」とリスペクトを示した。

 また、瀬川は「今日に関しては祥郎が先導してくれた」と切り出し、「今季の誰よりも良いプレーをしていたし、家族だったら泣いてるんじゃないかな」と絶賛。自身も先発を外れる時期が続く中、前を向き続けられる要因について「祥郎みたいな選手がいることが全て」と実感を込めて語った。