イタリア代表のレジェンドとして知られるクリスチャン・ビエリ氏が、エースとして出場した2002年日韓W杯について本音を吐露した。

 日韓W杯でのイタリア代表はスーパースターぞろいで優勝候補と目されていたが、決勝トーナメント1回戦で開催国の韓国と激突すると、延長戦の末に1―2とまさかの敗退を喫した。だがこの試合では韓国有利の判定が連発し、モレノ主審による〝疑惑の判定〟が世界中で大きな波紋を呼んだことはいまだサッカーファンの間で語り継がれている。

 エースとして屈辱を味わったビエリ氏は「フェスティバル・デロ・スポルト・ディ・トレント2026」に参加した際に、この試合について言及し脚光を浴びている。

 韓国メディア「スポータルコリア」は、その様子を報道。「彼は『4試合で4ゴールを入れたが、韓国との試合は本当にひどかった』と苦しい記憶を取り出した」とレジェンドによるぶっちゃけコメントを伝えた。

 同メディアは改めて試合の経緯を振り返り「イタリアにとっては衝撃そのものだった。さらに追い打ちをかけるように、判定も物議を醸した試合だった。イタリアをはじめとする海外メディアは、ペナルティーエリア内で起きたソン・ジョングクとトッティのボール争奪戦、イ・チョンスがマルディーニの頭部を殴打した場面などを指摘し、開催国としての優位性が大きく作用したと不満を表明した」と説明した。

 さらに「イタリアのファンたちもまた、長きにわたり怒りをあらわにしてきた。当時、試合を裁いたモレノ主審は、22年にガゼッタ・デロ・スポルトとのインタビューで、『今でもSNS上でイタリアのファンから侮辱的な言葉を浴びせられている』と打ち明けた」と20年以上たった今も影響が及んでいると強調した。

 ビエリ氏は「私は自分自身に対して非常に厳しい方だ」と前置きした上で「モレノ審判の判定がどうであれ、われわれが勝つべきだったし、私がゴールを決めるべきだった」と自らに言い聞かせるように語っている。

 日韓W杯における〝疑惑の判定〟は、今なおサッカー界で関心事のようだ。