森保ジャパンは2―1で勝利した5日のニュージーランド戦(MUFG国立)で、約2年半ぶりに4バック布陣でスタートした。2022年カタールW杯後は3バックがメインとなっていた中で新たなチャレンジは、優勝を目指すアジアカップ(来年1月開幕、サウジアラビア)へ有効なオプションとなるのか。

 森保一監督率いる第1次政権は4バックを軸に戦ってきたが、第2次政権では、ほぼ手つかず。元日本代表MF前園真聖氏(52=本紙評論家)は、アジアカップを見据えた4バックについて「多分3バックメインになってくると思います。アジアカップなどアジアの戦いになると、日本はボールを持つ時間が長いので3バックでいいと思います。サイド(両ウイングバック)が上がれますし、最終ラインが5枚になることはないと思いますので」との見解だ。

 近々では必要に迫られることはなさそうというわけだが、W杯で8強以上に勝ち進むなど世界を見据えた戦いでは、かねて4バックの採用を提唱していることを踏まえ、重要性を力説した。「目指しているのは、そこ(アジアの戦い)ではありません。一つのシステムだと世界で戦えませんし、相手や状況に応じて変えていく必要があります。そうしないとダメだと(北中米)W杯でもわかったと思いますし、必要になります」

 森保ジャパンの8年間をかけても、両システムを器用に使い分けるまでには至っていない。それだけに、負けられないアジアカップで4バックが武器になるかは未知数だろう。ただ、MF久保建英(レアル・ソシエダード)が「4に戻るかもしれない」と語るなど、イレブンは再挑戦を歓迎。来年3月からA代表の指揮を執るU―21日本代表の大岩剛監督に〝完成〟が託されることになりそうだ。