ポルトガル代表のホルヘ・ジェズス監督との確執で注目のFWクリスティアーノ・ロナウド(41=アルナスル)について、識者が今後を予測し、話題となっている。

 C・ロナウドは自身のSNSで、代表合宿を途中で離脱したことを謝罪する一方、ジェズス監督が自身との約束を2度破ったと非難。対立する両者の今後が注目されている。英国メディア「トーク・スポーツ」は、ポルトガルのサッカー専門家エリック・クラカウアー氏の見解を報道。同氏は、C・ロナウドの重要性が、最近就任したばかりのジェズス監督より上回る可能性を指摘した。

不満げな表情を浮かべるC・ロナウド(ロイター)
不満げな表情を浮かべるC・ロナウド(ロイター)

 同氏は「複雑な状況なのは、ポルトガルサッカー連盟が代表チームの成功よりも、自らの財源の多さをより重視しているという点だ」とポルトガル連盟の姿勢を伝えた。

 さらに「それが、北中米W杯でC・ロナウドをベンチに置くようロベルト・マルティネス監督に一切圧力をかけなかった理由の一つだ。たとえ彼を起用することが、実質的にチームの成功を犠牲にすることになるとわかっていてもだ。C・ロナウドはポルトガルサッカー連盟に莫大な資金をもたらしているため、連盟は彼がいなければ同程度の収入は得られないことを理解している。彼は実質的に『カネのなる木』であり、連盟はその資金を手放す覚悟ができていないのだ」と、C・ロナウドからもたらされる多大な恩恵を捨てきれないと分析した。

 その上で同氏は「したがって、この状況はしばらく長引くだろう。願わくば、ジェズスが『いけにえ』にされないことを祈る。連盟は、ロナウドの方がジェズスよりもはるかに価値があると判断するかもしれないからだ」と、結末を案じた。

 国家にも影響を及ぼすビッグすぎるスターに、どんな未来が待っているのか。