J1浦和の守備の柱・DF宮本優太(26)が、曺貴裁監督からの言葉を受けて覚悟を新たにした。

 明治安田J1リーグ第9節(10日、味スタ)、浦和はFC東京に0―3で完敗。試合後の選手にはゴール裏のサポーターからブーイングが浴びせられた。

 前半までは互角の戦いを繰り広げていたが、後半に先制点を献上。この失点をきっかけに流れを失った。宮本は「多くの選手が関わったミスで失点したのは事実。チームとしてもガクッとくるものがあった」と試合の分岐点を振り返り「勝っていれば上位に食い込みやすくなった試合だったので、思っていた以上にショックは大きい。どれだけ失点を減らして最後まで望みをつなげられる試合にするかというのが改めて課題として挙がった」と厳しい結果を受け止めた。

 開幕直後に比べれば白星を重ねられるようになったものの、守備のもろさは依然として解消されていない。ディフェンスリーダーは「(スキが)なくはない」と語り、「(この日の失点に絡んだ)DF根本健太が練習の時もプレーの軽さで言われているのを目にしたし、僕も言うことはある」と吐露。

 続けて「ただパートナーなので、そこまでキツくは言わずに、根本のミスは自分のミスでもあるという考えでやっていた」と明かしたが、試合直後のミーティングでは曺監督から「良い顔をしているだけじゃダメだ」と伝えられたという。これを受け「キャプテンの立場として、もう1個上のステージに行かなければいけない」と自戒を込めた。

 それでも、決して悲観的にはなっていない。次戦の天皇杯、そして翌週のリーグ戦を見据え「優勝がなくなったわけでもない。僕らのやるサッカーは変わらない」ときっぱり。さらに「今日全部できていなかったかと言われると、そうでもないことはサポーターもみんな分かってくれていると思う。自分たちの戦い方を貫いて、こういう自分たちのペースではなくても、どんな形でも勝てるように強さを固めていけたらと思う」と前を向いた。

 真の勝利を手にするため、赤き闘将が〝甘さ〟を捨てる。