レイズとの地区シリーズで3連敗して終戦したヤンキースの〝悪童〟ジャズ・チザム内野手(28)の去就が注目を集めている。

 チザムは今季、「50本塁打―50盗塁」達成を高らかに宣言しながらケガに悩まされ、19本塁打、41盗塁でレギュラーシーズンを終了。終戦となったレイズとのア・リーグ地区シリーズでは8打数無安打、守備でも拙攻と攻守にわたって精彩を欠き、地元ファンから大ブーイングを浴びた。

 今オフ、FAになるチザムの今後について米情報サイト「ブリチャーリポート」は9日(日本時間10日)、「チザムのチーム在籍期間は浮き沈みが激しく、ポストシーズンでは打撃でも守備でも精彩を欠いた。そうした不振の中、彼はアンソニー・ボルピにポジションを譲る形で2度ベンチに下げられている」とチーム内での信頼が落ちており、退団する可能性が高いと指摘。移籍先としてエンゼルス、パドレス、ブルージェイズの3球団を挙げた。

 この報道を受けた地元メディア「ヘビー」は「ジャズ・チザム、意外なア・リーグ西地区球団との契約が予想される」とエンゼルスを猛プッシュ。「今シーズンのチザムは不振に終わったため、ヤンキースが彼を今オフに手放す可能性は十分にある」と前置きし「エンゼルスは当然ながら、今シーズンをア・リーグ最悪の62勝100敗という成績で終えた。もし、彼がエンゼルスと契約することになれば、ヤンキースよりもはるかに成績の悪いチームに加わることになる。しかし、エンゼルスは戦力強化を目指しており、フリーエージェント(FA)市場でチザムに大型契約を提示する可能性は十分にある。したがって、もしニューヨークが彼と再契約しない場合、エンゼルスはチザムの獲得争いにおいて注目すべき『ダークホース』となるかもしれない」と報じた。

 低迷が続いているエンゼルスは大富豪スタン・クロンキ氏へのオーナー交代で生まれ変わろうとしており、その動向から目が離せない。