ドジャースが11日(日本時間12日)からブルワーズとリーグ優勝決定戦を控える中、まさかの子供に〝ボールをあげるあげない〟論争が起きている。MLBではホームランボールやファウルボールを観客が手にすると、周囲の子供にプレゼントする場面がよく見られ、大人の〝善行〟として取り上げられるが、すべての大人がそうではなく、あるSNSの動画が議論を巻き起こしている。

 6日(日本時間7日)の第3戦の試合中にドジャースファンの青年がファウルボールをキャッチ。周囲から「子供にあげて」という声があがる中、ハイテンションで仲間たちと喜び「悪いけど、子供にはあげないぞ!」「彼はそういう男だ!」などと叫び、記念撮影を開始。その様子をうらやましそうに後ろの席から見つめる男の子の様子が映し出されている。

 動画は12時間で数百万回再生されるなど、大きな反響を読んだ。この青年は周囲に迷惑をかけているわけではもなく、まさかのプレゼントをゲットして喜んでいるだけなのだが、論調は真っ二つ。米メディア「ニュースマックス」は「ドジャースファンが子供の特別な夜を台無しにしたと一部のファンは批判した。他のファンはボールをキャッチしたことは彼にとっても大切な瞬間だ、と擁護した。子供に渡すことを拒否したことが激しい論争を起こしている。観客からのプレッシャーにも負けず、ボールを手渡さなかった。子供に渡す義務があるのかどうかについても意見が分かれている」と伝えている。

 また「エッセンシャリースポーツ」もSNSの声を紹介。「あの子は幼すぎて理解できていない。持ち帰ったのは100%正しかった」「大人だってボールを持ち帰りたいのに近くに子供がいたら渡さないといけないなんておかしい」「それは彼のものだ。慣習のせいで渡すなんて馬鹿げてる」「大人が持ち帰ってどうすんだ。子供を喜ばせてあげて」と物議を醸している。

 MLBのルールではホームランやファウルボールをキャッチした観客が合法的に持ち帰ることができる。子供に渡すことで称賛されることが多いが、同メディアは「感情的な葛藤は確かに存在する。しかし、このファンは自らの立場を貫いた」と理解を示している。