MLB屈指のスター集団、ドジャースが11日(日本時間12日)からブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズに臨む。ワールドシリーズ進出、そして悲願の3連覇へ避けて通れない道だが、別の面でも注目を集める戦いとなっている。それが年俸の格差問題だ。
米主要スポーツの選手の年俸や契約情報を提供するサイト「Spotrac」によると、ドジャースの総年俸額はメッツに次ぐ2位ながら、26人枠のロースターでは総額が「3億438万9785ドル(約537億円)」でダントツ。対するブルワーズは総年俸が平均以下の「1億4620万6320ドル(約230億7000万円=19位)で、ロースター入りしている選手では「8031万4072ドル(約127億円=17位)」となっている。
実働しているメンバーでは実に4倍以上もの開きがあり、ただでさえ問題視されているドジャースの資金注入が〝デコボコ対決〟の構図をより鮮明にしている。そして今回の対戦、ワールドシリーズの結果が今オフの労使交渉にも大きく影響するとみられている。
米全国紙「USA TODAY」の地方版「ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル」は9日(同10日)、前出のデータを引き合いに「ドジャースの年俸総額はブルワーズよりどれくらい多いのか?」と格差を強調。「ドジャースが勝利すれば、MLBの各球団には何らかのサラリーキャップが必要だという主張の裏づけになるだろう」と指摘し「ブルワーズが勝利すれば、予算が少ない球団でも優勝を争うことができ、年俸制限は必要ないという選手会の主張を裏づけることになるだろう」と報じた。
ポストシーズンを勝ち上がり、再び頂点に立てればナ・リーグ初の快挙。大谷翔平投手(32)が初制覇した際に発した「あと9回」にまた一歩近づくことになるとともに、他球団からの圧力を〝助長〟することになるという。ドジャースのジレンマは続く。












