パイレーツのポール・スキーンズ投手(24)が不振の一因として3月のWBCを挙げた。地元紙「ピッツバーグ・ポスト・ガゼット」のインタビューに答え「プラスにならなかった」と語った。

 メジャー2年目の昨季、10勝10敗、防御率1・97でサイ・ヤング賞に輝いたスキーンズだが、今季は球速が低下しここまで10勝11敗、防御率3・91とシーズンを通して苦戦。球速が落ちた理由は「他にも多くの要因があるので、すべてをそのせいにはしたくありません」と前置きし「でも、あれがある種、根本的な原因だったような気はします」とWBCを挙げた。

「通常、あの時期は徐々に調子を上げていくもので、少しゆっくりとしたペースで進みます。段階的に負荷をかけながら、自分の体の感覚をつかんでいくんです。ライブBPで、最初は最速97マイル(約156キロ)だったのが、次は98、99マイルと上がっていくような感じです。でも今年はそうはいきませんでした…。振り返ってみると、あれはあまりプラスにはならなかったと思います」

 2月の春季キャンプ、そして米国代表として2試合に登板したWBCで自身の体に急速な変化が起きていることを感じたという。それでも「シーズン序盤はフォームに多少の欠点があったり、動きが完璧でなかったりしても何とかなってしまうものです。体がフレッシュですし、調子が良いので球速も出ますから。でも、7月、8月、9月になると、そんな投球では通用しないですから」と続けた。

「今年は登板ごとに変化が非常に多くて、身体の感覚として自分でもうまく説明がつかない部分もあります」と振り返るスキーンズは「残念ながら、球速を取り戻すにはオフシーズンが必要になるでしょう」。WBC出場を決断したことに後悔はないというが「間違いなく、今年一年には影響がありました。残念だけど、影響を受けたのは僕だけじゃないと思います」と語った。