俳優の梅沢富美男が12日放送のTBSラジオ「藤田ニコルのニコニチ」にゲスト出演。監督の指示に〝激怒〟し、ドラマを降板した過去を明かした。

 メーンパーソナリティーの藤田ニコルと、今のテレビのコンプライアンスの厳しさについてトークしていた時のこと。

 梅沢は「だってね、あるドラマがあってね。名前は言わないよ。まあ、悪いからさ。名前を言わないし、番組名も言わないけども、降りたからね」と告白した。

 そのドラマで梅沢は刑事を演じていたといい「銀行強盗と戦うシーンがありましてね。で、銀行強盗がババーン!ってこっち撃つのよ。ドラマだからね。で、こっちのパトカーのところで俺が隠れてて『抵抗するな!』って言ってんのね。そうすると車がピューって銀行の前に着くのよ」と回想し始めた。

 その車に銀行強盗役の役者が乗り込み発車するのだが、これを見ていた監督が「はいカット! NGだNG! ダメじゃないか、シートベルトしないと!!」と怒鳴りつけたという。

 梅沢は「俺はね、それを聞いた瞬間に『おいちょっと待て』と。『いいか、今俺を殺そうとしてバンバンピストル撃ってる悪いやつがシートベルトして…。ちょっとそれは違うんじゃねえか』って言ったら『それぐらいやらないと、ダメなんです。今うるさくて』って言うから『こんなドラマだったら、もう出たくねえから降りるわ』って言って降りた。だってそんな悪いやつどこにいる? そうだろう? 冗談じゃないよ」とぶ然。

 ニコルが「まあでも、それがスポンサーで車のCMがついてたりとか、なんかそういうのも。全部スポンサーありきですもんね」と応じると、梅沢は「今の世の中もそうなんだけどね。やっぱりそういうスポンサーの問題で、ドラマもそうやって作っていかなきゃ作れなくなった芸能界だからさ。そういう意味では昔と今はちょっと『こういうこともあったんだよ』って言っても、今の人には理解できないかもしれないな」と嘆いていた。