フィギュアスケートのチャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯最終日(6日、東京・田中貴金属アイスアリーナ)、アイスダンスのフリーダンス(FD)が行われ〝りかしん〟こと紀平梨花(鹿島)、西山真瑚(オリエンタルバイオ)組が95・49点、合計156・86点だった。

 シングル時代の紀平は2018年グランプリ(GP)ファイナルを制するなど、数々の大会で活躍。近年は右足首にケガで苦しいシーズンを過ごすも、アイスダンスに転向して再び国際大会へ帰ってきた。息の合ったツイズルや独創的なリフトを披露し、演技後には「これから先、国際大会にどんどん出て活躍していきたい」と力強く語った。

 右足首のケガは回復しているものの、シングル時代のようなジャンプを跳ぶのは非現実的。「やはりケガがどうしようもなかった。今でもシングルでケガしていなかったら自分の中でも納得のいくスケート人生を送っていたのかなと思うことはある」と明かすが、覚悟を決めてアイスダンスの世界へ足を踏み入れた。「今はアイスダンスしか集中していない部分もある。シングルとは比べてはいないけど、今はアイスダンスを一生懸命できてすごくうれしい気持ち」と充実感を持ってリンクに立っている。

 シングル時代は1人で抱え込むこともあった。ただ、今は2人で戦っている。「(西山は)すごく心強く感じている。練習の時は2人だからこそ難しいと感じる場面が多くて慣れない部分もあるけど、いい部分ももちろんある。試合ではそういったところを生かしていきたい」と笑みを浮かべた。

 2030年フランス・アルプス五輪へ、紀平はアイスダンスにすべてを捧げる。