アマチュアボクシング49戦全勝で9冠を獲得した〝ザ・キング〟藤木勇我(18=大橋)が2日、横浜BUNTAIで行われたプロデビュー2戦目の61キロ契約8回戦で、ジェフェル・サリナ(29=フィリピン)を5ラウンド(R)1分24秒TKOで破り、2連続KO勝利を飾った。

 次戦で予定される地域タイトル戦の実現へ好内容での勝利が求められた藤木。固いガードと鋭い反応で手数の多い相手にクリーンヒットを許さず、左右のワンツー、ボディー打ちなど、正確なパンチを上下に打ち分けて優位に試合を進めた。4Rに入ると強烈なパンチが次々ヒット。相手は打たれ強さを発揮して粘ったが、5R、藤木はコーナーに追い詰めて連打を浴びせ、最後は右ストレートで尻もちをつかせると、即座にレフェリーが試合をストップした。

 危なげない完勝にも、リング上のインタビィーでは「全然、自分の実力を出していないので、大目に見てください」と苦笑い。デビュー戦の自己採点は30点と低くかったが、「デビュー戦と同様で点数は高くないですけど、倒したんでOKとします」と、今回も厳しい自己採点だった。

 この結果で次戦は地域タイトル戦になることが濃厚となり、「試合前に流れた映像で堤兄弟の名前を出して、調子に乗ったことを言ってしまったんですけど、振り向いてもらえるようにもっとがんばるので、これからもよろしくお願いします」。控えめに自身と同じ元アマチュアのスーパーエリートであるWBAスーパーフェザー級3位・堤駿斗、WBA世界フェザー級9位・麗斗(ともに志成)の兄弟に狙いを定めた。

 今後については、「ベルトがないと自分は気に入らないので、早くベルトを取って強いヤツとどんどんやっていきたい」と不敵に宣言。王道を進むキングの歩みが加速していく。