レッドソックスの実況アナウンサーのウィル・フレミング氏が8月30日(日本時間31日)のヤンキース―レッドソックス(ヤンキースタジアム)の放送中にヤンキースの選手を侮辱し、乱闘をけしかけるような発言をしたことが波紋を広げる中、騒動から一夜明けた31日(同9月1日)、フレミング氏が自身の発言についてXで謝罪した。

 試合後から猛烈な批判が集中し「絶え間なく電話や脅迫を受けているので、こう言っておくことが重要だと感じました。昨日の放送での私の発言は一線を越えていました。私は感情的で、根っからのファンなので放送にも影響してしまった。ヤンキース選手や球団に対して失礼なつもりはまったくありませんでした。もっと違う言葉を使うべきだったと思います。ライバル対決でその場の感情に流されてしまったことをお詫びします」と綴っている。

 長年、ラジオ局「WEEI」で実況を務めるフレミング氏は一方的劣勢の展開にムシの居どころが悪かったに違いない。ヤンキースが6点リードの8回の場面でチザムが二盗、三盗したことに「アマチュアリーグの選手だ」と批判。6点差ながら2盗塁を決めたことが気に入らなかったようで、打席に立ったウェルズに「ドリル(死球)で報復すべき」などと物騒な発言をし、ウエルズの2ランでチザムがゆっくりとホームインした際には投手モランに「チザムと戦え!」などとケンカを促がした。

 ヤンキースファンの大ブーイングとなったが、チザムは「謝罪はいらない。彼のことを今朝まで知らなかった。今日が終わっても誰だか思い出せないだろう。ルールを破ってはいない。彼がプロ意識に欠けていることを示している」とフレミング氏を鼻であしらい、キャプテンのジャッジは「彼はそのことにかかわらないことだ。選手にボールを投げてケガをさせるような指示をするべきではない」と大人な言い方でフレミング氏をいさめている。両者のワイルドカード争いは場外戦も熱い。