もう味方は誰もいないかもしれない。突然姿をくらまし、試合を無断で欠場したダイヤモンドバックスのケテル・マルテ内野手(32)が31日(日本時間1日)から復帰した。

 本拠地でのフィリーズ戦に「4番・DH」で先発出場し、結果は3打数1安打。チームは1―2で敗れたが、輪を乱したマルテには地元のファンから容赦なくブーイングが浴びせられた。

 打席に立つ場面だけでなく、試合前に紹介されただけでもブーイング。これまでにも言動が問題視されることがあったが、今回はボストン遠征中に連絡も取れなくなったため制限リストに入れ、その後ヒザ痛で負傷者リストに移行された。

 その間にはあろうことかチームの試合中にカジノで姿が目撃され、いよいよ大問題に発展。「MLB公式サイト」などによると、マルテはこの日の試合前にチームメートたちに謝罪し、会見で「あの日は起きた時に痛みを感じ、欠場を自分で決めた」と釈明した。

 ところが、米メディアからファンへのメッセージを求められると、静かに首を振って言葉を発することはなかった。「自分は何かが起きた時にあまり話したくないタイプ」と自己分析していたが、試合をほったらかした上に期待を裏切られたファンへの謝罪を拒否した格好でもはや収拾がつかない状態だ。

 SNS上は当然のように大荒れ。「自分が起こした混乱で謝罪のフリすらしないことが周りにどう映るか。自覚の欠如が人柄を如実に物語っている」「コイツがロースターから外れるまで、二度と試合を見に行ったり、1セントたりとも払わない」「この状況を3年間も放置してきたダイヤモンドバックスは恥を知れ」など完全に火に油だ。

 さらに、米全国紙「USA TODAY」はファンからブーイングを浴びせられたことに試合後のマルテは「あんな反応が返ってくるとは思っていなかった。最初の打席では少し違和感があったけど、そのうち消えていくことを願っている」と話したという。

 また、ファンにコメントしなかったことについて「あの時使われた言葉の意味をよく理解できなかった。でも、ファンを愛する気持ちが変わることはない。そのことはファンに分かってほしい」と誤解だと強調したというが…。

 身から出たさびとはいえ、やることなすことすべてが裏目に出てまさに踏んだり蹴ったりだ。