ドジャースの救援左腕タナー・スコット投手(32)が昨シーズンの不振から立ち直った理由を明かした。

 4年総額7200万ドル(約112億円)でドジャース入りした昨季は守護神を任されながら、10度のセーブ失敗を犯して防御率は4・72と低迷。ファンから大ブーイングを浴びた。しかし、LA2年目の今季は1勝3敗18セーブ、12ホールド、防御率2・28と安定した成績をキープ。ディアスが負傷者リスト入りした18日(日本時間19日)のロッキーズ戦から再びクローザーに戻り、2戦連続でセーブを挙げている。そんな左腕は地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」の取材に応じ、昨季の悪夢を振り返った。

「ひどい出来だった。間違ったことをしていたんだ。投球フォームも。何もかも。全体的に最悪な年だった。ワールドシリーズで優勝できたのはプラスだったけど、個人としては良い年とは言えなかったよ」

 この失敗から今季は「自分なりのルーティンを見つけて、それを貫くこと。調子が良くても悪くても、とにかくそれを守り続けるんだ」と意識を変えた。「ただ電話が鳴るのを待つだけだ。それが僕の行動指針だ。どんな状況にも備えるための一番シンプルな方法だからね。電話を待つそれだけだ」「僕はロッカールームに座って、何も言わずにいるんだ。ジムでやるべきことをこなし、基本的には一人で過ごしているよ」

〝動〟から〝静〟へ切り替えることで本来の輝きを取り戻したスコットに、ロバーツ監督は「現時点では彼が我々にとって最高の、そして最も安定したリリーバーだと言えるし、私としては間違いなく彼をクローザーだとみなしている」と全幅の信頼を寄せているという。