またしても〝7回の壁〟を乗り越えられなかった。広島・森翔平投手(28)が16日の阪神戦(マツダ)に先発し、6回0/3を101球、7安打4失点。チームは1―8で大敗し、森は今季3敗目(1勝)を喫した。

 初回二死一塁から佐藤に138キロのツーシームをとらえられ、バックスクリーンへ先制の28号2ランを被弾。それでも2回以降は立て直した。3回二死一、二塁では、その佐藤を見逃し三振に仕留めてピンチを脱出。6回にも空振り三振を奪い、追加点を許さずに1―2と味方の反撃を待った。

 しかし、またも終盤に落とし穴が待っていた。7回は先頭・大山に中前打、前川に右前打を許して無死一、三塁。続く坂本にも中前適時打を浴び、一死も奪えないまま3連打で追加点を献上した。なお無死一、二塁で降板すると、2番手・辻が一死一、二塁から代打・伏見に中前適時打を許し、森の失点は4となった。

 終盤を乗り切れない登板が続いている。前回5日の巨人戦(マツダ)は7回6安打3失点で黒星。前々回7月26日のヤクルト戦(神宮)も3―0の6回に突如崩れ、3失点でチームは逆転負けを喫した。7月3日の阪神戦(甲子園)では7回2安打1失点で今季初勝利を挙げたが、その後は白星から遠ざかっている。

 打線は阪神先発・伊原の前に4回まで1安打。2点を追う5回、先頭のモンテロが143キロの直球を捉え、左翼席へ10号ソロを放った。昨季の9本塁打を上回り、来日2年目で初の2桁本塁打に到達。一時は1点差まで迫ったものの、得点はこの一発だけだった。

 投手陣も終盤に崩れた。7回に2点を失うと、8回には塹江が坂本に2点適時二塁打を浴びた。9回も黒原が小園の失策なども絡んで2失点。6回終了時には1―2だったスコアが、終わってみれば7点差まで広がった。

 前日15日に阪神との3連戦の勝ち越しを決めていた広島だが、連勝は2でストップ。3月27~29日の中日戦(マツダ)以来となる今季2度目の3連勝への12度目の挑戦も実らなかった。森にとっては、先発として試合をつくった先にある〝7回の壁〟が、またしても大きく立ちはだかった。