2024年に原発不明がんを公表していた編集者で評論家の山田五郎さんが亡くなったことが22日、公式YouTubeで発表された。歳だった。交流のあった多くの著名人が追悼のコメントをしている。

 マネジャーの説明によると、山田さんは7月14日に亡くなり、19日に葬儀が行われ、親族、友人、仕事関係者に見送られたという。約2年間の闘病生活に付き添ったマネジャーは「がんに勝ってまだまだ仕事がしたいと申しておりました。本当に病気がにくいです」と無念さをにじませた。

 山田さんは1981年に講談社に入社し、男性ファッション誌「ホットドッグ・プレス」の編集長を務めた。その後、フリーに転身し「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系)、「出没!アド街ック天国」(テレビ東京系)に出演し、その博識ぶりと軽妙なトークで番組を盛り上げた。

 芸能界からも山田さんの死を惜しむ声が寄せられた。「出没!アド街ック天国」で長く共演したタレントの薬丸裕英が自身のブログで「幅広い知識と温かくわかりやすい語り口で、本当に多くのことを学ばせていただきました」と感謝の思いをつづった。

 タレントの中川翔子はXに「五郎さんのような人は、もう現れないんじゃないかと思います。AIがどれだけ進化する時代になっても、五郎さんだからこそ生み出せた言葉や発想、人を笑顔にする力は、決して代わるものではありませんでした。私にたくさんの世界を見せてくださって、本当にありがとうございました。五郎さん、大好きです」と長文で思いをつづった。

 講談社関係者によると「講談社退社後も近くに住んでいたようで、会社近くを浴衣で歩いている姿も見たことがあります。会社にもよく顔出していましたし、テレビのままの気さくな人柄でした。葬儀にも多くの講談社の社員が参列し、愛された人でした」と偲んだ。