直腸がんのため亡くなった女優の中村ゆりさん(享年44)に対し、出演CMの一つだった日本生命の公式X(旧ツイッター)が15日、追悼コメントを発表した。

 日生は「中村ゆりさんの訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます」と追悼。

「中村さんには、当社のCMにご出演いただくなど、これまでさまざまな場面でお力添えをいただきました。撮影やイベントを通じて、素敵な笑顔と温かいお人柄に触れさせていただいたことを、私たちも大切な思い出として心に刻んでおります」と思いをはせる。

「これまでのご活躍に敬意を表するとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます」と結んだ。

 中村さんは2019年放送の日生のCMに出演し、母親役を好演。病気のため入院したものの、授業参観に参加でき、息子が「お母さんの笑顔は宇宙一だと思います」と発表を読み上げ、涙ぐむ内容だった。

 中村さんは同年7月、インスタグラムに「日本生命さんのCMに起用していただきました。私には、前を向く理由がある」と投稿していた。

 所属事務所の今月14日発表では「13年前にもがんを患いました」と明かされたが、当人と事務所側とで協議し、がんの罹患は非公表で貫いた。CMで病気で入院した役を演じたことには強い思い入れがあったただろう。

 このCMは当時、話題を呼び、「第58回JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」テレビ広告部門で入賞した。

 中村さんは今月1日に直腸がんのため亡くなったことが同14日、事務所から発表された。