「ひどすぎる作品」として注目された中国アニメ映画「牛来」が、作りの粗さを逆手に取る形で異例の大ヒットを記録している。そんな中、信雨萌(シン・ユーモン)監督はSNS「微博」を更新し、続編「牛来2:起航」を2027年に公開すると発表した。香港メディア「星島頭條」が15日、報じた。
「牛来」の製作チームは、信監督と母親の孫麗芳(スン・リーファン)さんの2人だけ。母親が脚本と音楽を担当し、監督がアニメ製作を手がけるなど、約5年をかけて完成させた。
8月5日に宣伝なしで公開され、最初の10日間の興行収入はわずか7711元(約16万円)、観客数も300人未満だった。しかし、粗削りなCGや独特の人物描写がSNSで話題となり、「どれほどひどいのか自分の目で確かめたい」という観客が映画館に殺到。二次創作やパロディーも相次ぎ、興行収入は6304万1000元(約13億円)まで急伸した。
9月以降も勢いは続いている。当初は9月上旬で上映を終える予定だったが、公開期間が10月4日まで延長された。延長決定時点の興行収入は5964万1000元で、2026年の中国映画興行収入ランキング上位50作品にも入った。
さらに信監督は9月13日夜、続編「牛来2:起航」を2027年に公開すると発表。「どれほど遠くまで進んでも、牛来は最初に出発した方向を決して忘れない」とコメントした。監督は当初、次回作として「羊高」を製作中としていたが、「牛来」の予想外の成功を受け、続編を優先する方針に転じたとみられる。公開された続編のポスターは、前作より明らかに質感が向上している。













