連日の「酷暑日」だ。気象庁は今年4月、最高気温40度以上の日を「酷暑日(こくしょび)」と命名した。これまで「夏日(25度以上)」「真夏日(30度以上)」「猛暑日(35度以上)」はあったが、その上の区分として、約20年ぶりに新たな名称が設けられた。
22日は全国4地点で40度以上を観測し、酷暑日の地点数は今年最多となった。三重県桑名市では、同市の観測史上最高となる40・6度を記録し、今年の全国最高気温を更新した。
夏の暑さが異常化している。日本で初めて40度を超えたとされるのは、1927年7月22日に愛媛県宇和島市で観測された40・2度だ。1933年7月25日には、山形県山形市で40・8度を記録した。
山形市の記録が破られたのは、74年後の2007年8月16日。埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市の2地点で、いずれも40・9度を観測した。
2025年には、それまでの記録を上回る高温が相次いだ。41度台が複数地点で観測され、歴代最高気温の上位5記録を2025年の観測値が占めた。
近年の猛暑は、地球温暖化による平均気温の底上げを背景に、高気圧の張り出しや偏西風の蛇行、高い海面水温、都市部のヒートアイランド現象、フェーン現象などが重なって発生している。個々の猛暑の直接的な原因はその時々の気圧配置などだが、地球温暖化が極端な高温をより激しく、より頻繁にする土台となっている。
今夏は日本だけでなく北半球の広い範囲が猛暑に見舞われている。日本では、海から暖かく湿った空気が流れ込みやすいうえ、都市部ではヒートアイランド現象も重なる。さらに、太平洋高気圧と、その上空に位置するチベット高気圧が日本付近で重なると、下降気流と強い日差しによって気温が上がりやすくなる。高温だけでなく湿度も高いため、体感的にも厳しく、熱中症の危険性が高い猛暑となっている。












