ボクシング3大世界戦(20日、両国国技館)の前日計量が19日、都内で行われ、出場6選手はすべて1回目でパスした。WBA世界バンタム級王座決定戦(上限体重53・5キロ)は、同級1位・増田陸(28=帝拳)と同級2位・比嘉大吾(30=志成)ともに53・4キロ。比嘉は、同級休養王者・堤聖也(角海老宝石)の甥から応援メールが届いたことを明かし、日本史上最長となる8年3か月ぶりの世界王者返り咲きへ気合を入れた。

 前日に半身浴で1・3キロ落としたという比嘉は、筋肉が隆起した見事な肉体を披露して計量をパスし、「仕上がっていましたね。コンディションも気合も全部」と手ごたえ十分。これまでは試合の1か月ほど前から調整を始めるが、今回は4月から体作りなどの練習を始めたことで、「それがいい感じできていると思う」と語った。

 増田とは計量後の写真撮影で向かい合った後、友好的に握手を交わし、その印象を「いつもと同じ。静かな闘志があるみたいな」と表現。試合当日へ「取りにいきます。気合も入っているので、あとは今までの練習と気合でなるようになるんじゃないかと」と意気込みを示した。

 そして、過去に2度対戦して2度とも引き分けたライバルで親友でもある堤の姉の息子から、10日ほど前に応援の動画メッセージが送られてきたことを明かした。比嘉のファンであるとのことで、比嘉は「めっちゃかわいい。堤のお姉ちゃんの子供なのに大吾ファンでいいのかな。あの(対戦)時はどっちを応援してたの」と笑いを誘った。

 一方の増田は比嘉について「筋肉もしっかりついて、いい感じと思いました」と評価。比嘉陣営が前日に増田の所属ジムの浜田剛史代表が現役時代に1ラウンドKOでWBC世界スーパーライト級王座を奪取したことの再現を示唆していたことに言及し、「1ラウンドから来るというのもありましたし、楽しみですね」と腕をさすった。