敗戦も爪あとは残した――。今回も注目を集めた格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 15」(18日、広島グリーンアリーナ)を、〝バカサバイバー〟こと青木真也(43)が忖度なしにぶった切った。
今大会のメインでは、DEEPバンタム級暫定王者・鹿志村仁之介が、RIZINバンタム級王者のダニー・サバテロ(米国)に挑戦。1ラウンド(R)にはタックルからグラウンドに引き込んで足関節や横三角絞めを狙うなど積極的に仕掛け、2Rも下から関節を狙って会場を大いに沸かせた。だが、最後はサバテロの右のパンチをアゴに被弾。3R40秒KO負けで、下克上とはならなかった。
また、この試合前のあおり映像では、鹿志村が「尊敬している」と公言する青木も何度も登場。これに当の本人は「なんかの前振りなの? 俺、なんか担ぎ出されるの? イヤだよ!」と声をしゃがれさせる。その上で「でもまあ、名前を出してもらえるのは、ありがたい限りだ。何もしないで上がるわけだから…。と思ってたら負けやがって! 俺はお前で食っていくつもりだったのに!」と老害をむき出しにした。
とはいえ、戦いぶりについては「鹿志村はできることを全部頑張っていた。ただ、サバテロがそれを全部読んでいたよね」と鹿志村の健闘を称賛だ。特に1Rで見せた足関節と絞め技について「足関節はよかったと思うし、横三角も惜しかった。あれ〝俺の技〟なんだよ。練習でよくやるんだ。それで鹿志村もやったんだと思うけど。アオキイズムを感じた」となぜか声を弾ませる。
そして「ただ、横三角は〝練習の技〟なんだよね。試合で決めるのは難しい技。練習だとやっぱり我慢しないじゃん。でも、試合は我慢するからなかなか決まらないんだ」と解説。それでも「ただ、現時点での格とか実績の違いを考えれば、鹿志村は十分やったよ。彼の生き方とかキャラクターとかをつくる『1ページ目』ができたんじゃないか。いいプロレスだったよ」と得意のセリフも交えつつ、今後に期待を寄せた。
一方のサバテロについては「1Rから倒しにいっていた。相当、パワハラな会社だな。社長がフィニッシュのスタイルまで強制するという…。俺だったら行かないぞ、そんな会社」と、榊原CEOからの求めに応じて見事にフィニッシュした王者に素直ではない言葉を送る。そこに「とにかく、最後のKOは中嶋勝彦を見たよ。まさに闘魂ビンタだった。この試合の黒幕は中嶋勝彦だったんじゃないか?」と意味不明なことを口走った。
また、セミでカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)が萩原京平に1R4分8秒でKO勝ちした試合には「ちょっと打撃のレベルの差があったな」と首を振る。最後は左フックで仕留められた萩原について「立ち位置でも外側、つまり自分の打撃が当たらないポジションを取られて最後に仕留められるっていう…。打撃の選手が打撃で負けたから、厳しい敗戦だと思う」と両手を広げた。
一方のダウトベックは「完璧だね」と絶賛。「超(スーパー)RIZIN.5」での平本蓮戦が濃厚となったが「その対戦は面白いというか、興味深い。ともにレベルの高いキックボクサーとキックボクサーがMMAやるみたいなもんなんで。サウスポー同士で、平本さんはサウスポーを得意にしてるし。手が合うと思う」とメガネを光らせた。
最後に今大会には自身と同じ佐々木信治や昇侍、鈴木博昭といった40代の選手が名を連ねたことにも言及。バカサバイバーは「40代にもなって殴り合いして恥ずかしくないのか。お前ら何やってんだ。いつまでやってるんだ!」と、信じられないほど見事な〝ブーメラン〟を投げて通話を終了するのだった。














