サッカー北中米W杯準決勝(14日=日本時間15日、米国・ダラス)でスペインに0―2で敗れたフランス代表ディディエ・デシャン監督が約14年間の歩みを振り返った。

 英公共放送「BBC」によると、デシャン監督は昨年1月に今大会終了後に退任することを表明している。

 3大会連続決勝進出はかなわなかったが、この日の試合で、西ドイツを率いたシェーン氏の25試合を上回るW杯で史上最多の26試合を指揮した。試合後の会見では「私はこの上なく幸せだ。この舞台にたどり着き、W杯を制し、フランス代表を最高峰へと導くために私たちが成し遂げてきたすべてを、心から誇りに思う」としみじみ語った。

 選手として、1998年フランス大会優勝を経験し、2012年からフランス代表指揮官に就任。14年ブラジル大会はベスト8、18年ロシア大会では母国を2度目の優勝に導いた。その後の22年カタール大会ではアルゼンチンにPKで敗れる接戦を見せた。これまでW杯26試合で20勝という戦績を誇ってきた。

 一方で「選手として、私は幸運に恵まれてきた。幸せな瞬間も数多くあったが、今日はそうした瞬間ではない。これまで経験してきたすべてを忘れずに、この現実を受け入れなければならない」と敗北を悔やんだ。

 次期監督には、米メディア「ESPN」が今年3月に「ジネディーヌ・ジダンが今夏、ディディエ・デシャンに代わってフランス代表監督に就任することになり、元レアル・マドリードのスター選手と、フランスサッカー連盟の間ではすでに口頭で合意が成立しているという」と報じている。

 新指揮官にも注目が集まる。