北中米W杯で〝疑惑の判定〟が物議を醸すなか、ベスト8で争われる決勝トーナメント(T)準々決勝からビデオアシスタントレフェリー(VAR)の運用が変更されることになった。複数の海外メディアが報じている。
決勝T2回戦のアルゼンチン―エジプト戦ではVARを巡って大騒動が勃発した。エジプトは得点がVARで取り消しとなったことなどから、試合中に審判に猛抗議。ホサム・ハッサン監督や選手にイエローカードが提示され、退場者まで出た。
そうしたなか、英紙「サン」(電子版)は「FIFAは、W杯で物議を醸す試合が相次いだことを受け、VARの運用方法を大幅に変更した。今後、テキサス州ダラスにある中央拠点からのみVARを運用するのではなく、大会の残りの全試合において、スタジアム内にVAR担当審判を配置する」と報じた。
さらに「これまで、VARに関するすべての判定は、ダラスにある国際放送センター(IBC)内のFIFAビデオ・オペレーション室で行われてきた。しかしFIFAは、潜在的な技術的問題に対する追加的な安全策として、VAR担当審判と予備担当審判の両者をスタジアムに配置することを決定した」と変更点の詳細を解説した。
その上で「スタジアムとダラスの運営センター間の通信が途絶えた場合でも試合を中断することなく、引き続き事案を検証できる」「FIFAの規定では、VAR技術の不具合を理由に試合を中断することはできないと定められている。そのため、大会終盤における試合への技術的な問題の影響を最小限に抑えるため、追加の保護措置を導入した」と付け加えた。
また、同記事では「この動きは、ノックアウト方式の試合(決勝トーナメント)が審判の判定をめぐる議論を巻き起こし、一部ファンがソーシャルメディア上で試合が『八百長』だったという根拠のない主張をしたことを受けてのものだ」と記している。












