ドジャースの快進撃が止まらない。6日(日本時間7日)に本拠地ロサンゼルスで行われたロッキーズ戦は延長11回に8―7でサヨナラ勝ち。30球団最速で60勝に達した。

 投手陣では先発のスネルやグラスノー、新守護神のディアスが長期離脱し、野手ではベッツの打撃不振も長引いていたが、投打で主力の大谷翔平投手(32)をはじめパヘスの台頭などで補完。ナ・リーグ西地区の首位をぶっちぎり、2位のダイヤモンドバックスとは実に14ゲーム差。3位以下はすべて借金生活でパドレスとは15差、4位のジャイアンツと21差、最下位のロッキーズは23差で完全なる〝1強4弱〟の構図ができあがっている。

 この状況に米メディア「FANSIDED」は「MLBはナ・リーグ西地区の現状を恥じるべきだ」と断罪。「ナ・リーグ西地区で期待に応えている、あるいは期待を上回っているといえるチームはドジャースと…ロッキーズの2チームだけだろう。といっても、ロッキーズは依然としてMLBで最悪クラスの成績を記録している」とぶった斬り「皆さん、グッジョブでした。本当に」と皮肉まみれの〝終戦宣言〟をかました。

 同地区の5球団は最大で92試合を消化し、シーズンを70試合以上残す。ドジャースが衝撃的な大失速を見せ、同時に歴史的な快進撃で巻き返すチームが現れる可能性もゼロではない。

 だが、同メディアはドジャースに独走を許す状況を「滑稽」とし「パドレス、ジャイアンツ、ダイヤモンドバックスの3球団はいずれも年俸総額ランキングでトップ13に入っている。これは地区首位のチーム(ドジャース)が途方もない予算を投じている一方で、他の4球団が意図的に予算を抑えているというわけではない」と指摘。補強に注力したにもかかわらず勝てない状況を憂いた。

「3月の時点では、ドジャースを激しく嫌う人々でさえ、大谷翔平やチームメートたちが地区連覇を果たせないのは、何かの大惨事でも起きない限りあり得ないだろうと認めていたはずだ。しかし、結局のところワールドシリーズ2連覇中の王者への賛辞ではなく、同地区の他チームに対する批判になるとは、当時誰も予想していなかった」

 ドジャースの目標はワールドシリーズの3連覇にあるが、このまま地区争いの灯は消えてしまうのか――。