北中米W杯決勝トーナメント2回戦(6日=日本時間7日、米国・ダラス)、優勝候補のスペインがポルトガルを1―0で下し、4大会ぶりとなるベスト8進出を決めた。一方で、今大会を「最後のW杯」と明言していたポルトガルのエースFWクリスティアーノ・ロナウド(41=アルナスル)は不発。6大会連続出場、約20年間にわたってW杯の歴史を彩ったレジェンドは涙で大会を去った。
〝無敵艦隊〟スペインが隣国のライバルであるポルトガルを退け、4大会ぶりの8強進出を決めた。0―0で迎えた後半アディショナルタイム。途中出場のMFミケル・メリノ(アーセナル)が味方のスルーパスに反応して抜け出すと、ペナルティーエリア中央から左足でシュート。ゴール左へ貴重な勝ち越し点を決めた。その後はポルトガルの反撃をしのぎ、試合終了のホイッスルを迎えた。ポルトガルには昨年6月の欧州ネーションズリーグ決勝で2―2からPK戦の末に敗北。1年後にリベンジを果たした。
この試合はC・ロナウドとスペインの〝神童〟FWラミン・ヤマル(18=バルセロナ)との「新旧スーパースター対決」としても注目された。ロナウドは前半12分、ペナルティーエリア右から右足で強烈なシュートを放つも、相手GKが正面でセーブ。ヤマルも同16分、ペナルティーエリア右へドリブルで進入して左足で枠内へシュートを打ったが、GKが横っ跳びで阻んだ。
両チーム無得点のまま試合は後半へ。ロナウドは同14分、ペナルティーエリア右からシュートを放つも、枠をとらえられず。その後もチャンスをうかがったが、最後までゴールネットを揺らすことができない。スペイン守護神で今大会無失点のGKウナイ・シモン(ビルバオ)が分厚い壁となって立ちふさがった。
試合終了後にロナウドはピッチ上で涙を流しながら、観客で埋め尽くされたスタンドを見渡した。前日の会見では「これが僕にとって最後のW杯になるだろう」と明言。レジェンドにとってのW杯が終わりを告げた。
今大会は1次リーグ初戦、格下コンゴを相手にドロー発進。ロナウド自身も無得点に終わり、エースに対する批判が噴出した。しかし、2戦目のウズベキスタン戦で2ゴールと爆発し、W杯史上初の6大会連続得点をマーク。決勝トーナメント初戦のクロアチア戦でもPKを決め、エースの意地を見せた。
スペイン紙「マルカ」(電子版)は試合後のコメントを速報。ロナウドは「このような形でW杯を去るのは残念だが、全力を尽くした。良心に恥じることなく大会を去る。それがサッカーであり、サッカー選手の人生だ。勝つこともあれば負けることもあり、前に進まなければならない。確かにこれが私にとって最後のW杯だったが、これからは残りのことを考える時間がある。家族と過ごし、軽率な決断をせず、人生を歩んでいきたい」と語った。













