国際サッカー連盟(FIFA)が米国代表FWフォラリン・バログン(25=モナコ)の出場停止を〝撤回〟した問題で各方面から批判が噴出していることにジャンニ・インファンティノ会長(56)が反論した。

 北中米W杯決勝トーナメント1回戦でレッドカードを受けたバログンは2回戦ベルギー戦(6日=日本時間7日)で出場停止となるはずだった。しかしFIFAは処分保留とし、猶予期間を設けると発表した。しかも見直しは米ドナルド・トランプ大統領の要請だったことが判明。同大統領もFIFA会長に連絡したことを認めたが「何をすべきかは指示していない」と主張した。

 この〝騒動〟について欧州サッカー連盟(UEFA)は「私たちは前例のない、正当化できない決定に対して、信じられない思いを表明する」と反発。ベルギー協会も不満の声明を発表。スペイン紙「マルカ」は「世界的なスキャンダル」と報じるなど、世界から批判が殺到している。

 そんな中、インファンティノ会長はトランプ大統領から連絡があったことを認めた上で「世間からのコメントを拝見しました」とし「FIFAの司法機関は独立しています」「その独立性はサッカーの信頼性と健全性にとって不可欠であり、常に尊重されなければなりません」「独立した機関と法の支配を尊重することが常に公正とFIFAの信頼性を守るものになる」などと反論した。

 すでにインファティノ会長はトランプ大統領に「FIFA平和賞」を送るなど、親密すぎる関係が〝米国優遇〟と批判されていただけに、大きな波紋が広がりそうだ。