北中米W杯決勝トーナメント2回戦(5日=日本時間6日、メキシコ市)で優勝候補イングランドと激突するメキシコ人サポーターによる〝アウェーの洗礼〟は失敗に終わった。

 開催国でもあるメキシコでは熱狂的サポーターが対戦国に嫌がらせを連発。宿舎前で大音量の音楽を流したり、建物に向けて花火を飛ばしたり、クラクションを鳴らし続けた。決勝トーナメント1回戦でメキシコに敗れたエクアドルは「W杯が求めるフェアプレー、平等、団結といった原則からかけ離れている」との声明を発表し、国際サッカー連盟(FIFA)に苦情を申し入れた。

 2回戦で対戦するイングランドも〝アウェーの洗礼〟を警戒していたが、杞憂に終わった。英メディア「サン」は「イングランドのチームが到着して以来、ホテルの外には武装警察官が配置されている。歩行者が入れるすべての出入口は封鎖され、敷地は鉄柵で囲まれている」とし「メキシコのファンは(離れた場所から)生演奏したり、花火を打ち上げたものの、選手を起こすことはできなかった」と報じた。

 トーマス・トゥヘル監督はメキシコでの嫌がらせを警戒していたが「FIFAが適切に対応してくれた。ホテル周辺には警備員が配置されているので安心して眠れていると思います」とコメントしていた。