また悲劇が起きた。兵庫県神戸市にある風俗店で6月28日、女性従業員と客とみられる男性が倒れているのが発見される事件が発生。その後、病院で2人の死亡が確認された。客が一方的に思いを募らせていた可能性がある。

 2人ともに刺し傷がある状態で、男性の胸に刃物が刺さっていたという。男性が女性を刺した後、自らを刺したと思われる。男性は数年前から同店を利用していた。

 場所は風俗店が集まる福原。事件のあった店舗は30日に公式サイトを更新し「このたび店内で発生した出来事により多くのお客様、並びに関係者の皆様ひいては業界各位にご心配とご迷惑をお掛けしておりますこと心よりお詫び申し上げます」と謝罪。営業再開も発表したが「ご来店時に金属探知機での手荷物検査をはじめ厳重なセキュリティーチェックをさせていただきます」とした。手荷物検査だけでなく、客の荷物をロッカーに入れるようにし、さらに差し入れも禁止にするという。

 関東地方の風俗店でも事件後に手荷物検査の実施を呼びかけるなど、影響が広がっている。

 同じことが過去にもあった。2023年に東京・吉原の風俗店で、客の男が女性従業員を刺殺。サバイバルナイフが使用されていた。この一件を受けて、手荷物検査を実施する店舗が増えていた。

 しかし、また事件が起きてしまった。業界関係者は「手荷物検査を始めた店もありましたが、徹底されていなかったのかもしれません。これからは全国で検査必須が当たり前になると、女性が安心して働けるようになるでしょう」と指摘した。

 警察は事件の経緯を捜査中。男性の動機が焦点となる。手荷物検査で二度と事件が起きないことが望まれる。