国会議員の2025年分の所得が6月30日に公開された。議員1人あたりの平均所得は3003万円となり、SNSでは批判の声が噴出している。

 平均所得3003万円は高すぎるのか。かつて議員給与をめぐり、事業家のひろゆき氏とバトルを繰り広げた元衆院議員の宮崎謙介氏が解説した。

 公開の対象となったのは、昨年1年間を通じて在職した衆院議員293人と参院議員178人の計471人。1人あたりの平均所得は3003万円で前回24年度と比べて490万円増加した。これにSNS上では「物価高が止まらず、生活が苦しいこのご時世にして、議員年収3000万円ですか」「減らすのは議員定数ではなく議員報酬」といった声が噴出している。

 しかし、所得は株式売却益や配当などの資産所得も含まれており、歳費が増えたわけではない。所得が最も多かったのは自民党の中西健治衆院議員の11億4015万円。次いで自民党の田村憲久衆院議員が10億2350万円。つまりは中西議員と田村議員の2人で平均を引き上げる形となったのだ。ちなみに高市早苗首相は3641万円で29位。その内訳は議員歳費や首相給与を合わせた給与所得は2359万円。原稿料や印税などの「雑所得」は1282万円だった。

 宮崎氏は「指摘通り、上位2人が平均を底上げしている。議員の年収は増えてませんが、手出しは増えている。地元に帰れば1日に3~4件も会合に顔を出さないといけない。ちょっとしか参加しないのに、会費は払わないといけない。かつての議員仲間も手出しが多くて『どうしょう』と嘆いていました」と実情を語る。

 宮崎氏は2024年10月のYouTube生配信ReHaQ×ABEMA「酔うまで生テレビ」でひろゆき氏と共演。宮崎氏が「一番負担になるのは秘書給与。5人の給与は自腹だった」と発言し、ひろゆき氏から「秘書を5人雇わないといけないって、無能だからですよ」と突っ込まれバトルに発展した。

 宮崎氏は「議員の給与=悪という考えはよくないと思います。きちんとした対価が払われなければ、優秀な人材は集まりません。減らすことよりも使い方が大切だと思います」と指摘した。