サッカーのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(39=インテル・マイアミ)が、意外なレジェンドから称賛された。

 メッシは北中米W杯1次リーグJ組最終節のアルゼンチン―ヨルダン戦(27日=日本時間28日、米国・ダラス)に後半15分から途中出場。同35分には相手GKの動きの逆を突く低弾道FKでゴールを奪い、チームの3―1の勝利に貢献した。

 元スウェーデン代表FWのズラタン・イブラヒモビッチ(44)は試合後、米放送局「FOXスポーツ」の番組内で、メッシの得点シーンについてコメント。「GKがもっとうまく対処すべきだったという意見には私も賛同する」と前置きをした上で「相手がメッシなら仕方がない。たとえ本意ではなくても、あのようなミスをしてしまうことはあるだろう」と語った。

バルセロナではメッシと同僚だったイブラヒモビッチ氏(ロイター)
バルセロナではメッシと同僚だったイブラヒモビッチ氏(ロイター)

 この日のメッシのプレータイムはわずか30分ほど。それでもイブラヒモビッチは「彼はピッチに入り、サポーターが求めていたものを見せ、見事にゴールを決めた。サポーターはチケット代の元を取ることができたし、これで彼の名を歌って家に帰ることができる」と十分すぎる仕事ぶりをたたえまくった。

 現役時代のイブラヒモビッチといえば、アクロバティックなゴールを連発し、フランスやイタリアなど4か国のリーグで優勝を経験した希代のストライカーだ。一方で「王としてやって来て、レジェンドとして去る」など数々の〝俺様名言〟を残してきており、これほど率直に他者を褒める言葉の価値は大きい。かつてスペイン1部バルセロナで共闘した天才に対し、敬意を払った格好だ。

 ヨルダン戦のゴールにより、メッシはW杯通算得点を19(歴代1位)に、W杯連続得点記録を7試合(歴代1位)に伸ばした。今大会の得点王争いも6ゴールでトップを走っている。〝神の子〟メッシはどこまで記録を伸ばすのだろうか。