岐阜競輪のG3「第3回愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会協賛競輪」が11日、開幕した。原田研太朗(35=徳島)は2着で一次予選をクリアした。

 レースは一瞬の判断が命取りになる。「とりあえず行ったれ!」。その言葉だけを聞けば〝ダメ元〟のように受け取られるかもしれないが、腹をくくった走りは結果的に吉と出た。

 初日3Rはバック14本を誇る地元の棚瀬義大に笠松信幸―松岡健介の中近ラインが本線。「最近はまくりも出ていないし、逃げたほうがいいんかなと思っていて…」。振らなきゃヒットは生まれない――。そんな思いを胸に最終ホームで出切った中近勢に真っ向勝負を挑んだ。

 外並走で棚瀬とのマッチレースを制すも、ゴール前で松岡に差されて2着。ただ、最後まで踏み切った。「少しずつでも出していかないと出ないようになる。脚をためたい気持ちはあるけど違うのかな、と」。レース後には検車場で倒れ込んだほどだったが、出し切った充実感はあった。

 12日の二次予選は希望が通じたのか得意な単騎での戦いとなった。今度は岩井芯―山田諒―鈴木伸之とさらに強力となった中部勢が相手だが、攻めの気持ちで難局を打ち破る。