【女子ボートレーサー・インタビュー 三嶌こころ(24=香川)前編】
――父は三島誠司選手、妹は三嶌さらら選手というボートレーサー一家。ボートレーサーを目指した経緯は
三嶌 父にはずっと「向いてない」と言われていました。それで違う夢を見つけようと思って調理の専門学校に行きました。でも就職活動ってなった時に「普通に働くのは何か違うな~」って思っちゃって…。人生1回だし、父に内緒で養成所の入試だけ受けてみたらスポーツ推薦をいただいて1次に通ったんです。そこから父に報告して運良く1回で養成所の試験に受かりました。
――家族の反応は
三嶌 父は私には普通に「まあいいけど、専門学校はちゃんと卒業しろよ」みたいな感じだったんですけど、裏では母に「めっちゃびっくりした」って言っていたらしいです。妹のさららがボートレーサーになりたいというのは想定内だったらしいんですけど、私は驚きだったみたいです。
――その理由は
三嶌 私はあんまり負けず嫌いな性格じゃないんですよ。あとは朝起きるのが苦手とか、日頃の生活態度だと思います。さららはすごく負けず嫌いでしっかりしてるし、性格は全然違いますね。香川支部の先輩にも「どっちがお姉ちゃん?」って言われます(笑い)。
――普段はどんなお父さん
三嶌 父は「やる時はやる」「やらない時はやらない」の差がすごいです。やる時は朝からペラ小屋に行って自分でゲージを作ったり。やらない時はぐうたらぐうたらしてます(笑い)。この仕事についてからは尊敬はめっちゃあります。以前は「他の方より稼いでるお父さん」ていう感じだったんですけど、そこまでの努力とか、簡単には稼げてなかったんやっていうのはめちゃくちゃ思うようになりました。
――レースへのアドバイスは
三嶌 最近はマシなんですけど、これまでは罵声、罵声で…。「このままだとクビになる」って言われてたんですけど、最近はそういう言葉は少なくなりました。妹の師匠でもあるんですけど、「俺は2人平等に対応するで」と一緒にレースを見てくれたり教えてくれたりします。父と妹と3人で練習に行ったりもします。家族仲はいいです。
――師匠は重成一人選手
三嶌 「なんでお父さんじゃないの?」とよく聞かれるんですが、父という選択肢はなかったです。お父さんだとすぐ言い返したり、逆に何でも聞きやす過ぎるし自分を甘やかしちゃうなと思ったので…。それ以外の方を考えた時に重成さんのようなターンができるようになりたいと思ってお願いしました。この人のターンができれば女子の中で上にいけるやろうなと思ったんです。
――どんな師匠
三嶌 私に対して一個一個レベルアップした分だけの課題をちゃんとくれるんですよ。今までは成績がひどすぎたからクビにならないような点の取り方を教えていただいていました。最近は握れるようになってきたから、次は差しもできるようになろうとか、めちゃくちゃ見てくれてます。












