1966年の静岡県一家4人殺害事件で再審無罪となった袴田巌さんの姉・袴田ひで子さんは26日、国会内で行われた中道改革連合・立憲民主党・公明党合同法部部会に出席した。
国会ではこの日、高市早苗首相も出席した衆議院本会議で、再審制度を見直す刑事訴訟法改正案が審議入りした。
政府案は検察による抗告を原則禁止として「十分な根拠がある場合」に限り例外的に認めた。検察側から開示された証拠については再審手続き、その準備以外の目的で第三者に提供することは禁止。証拠開示範囲に関しては、裁判所が「相当と認めるとき」、検察に証拠の提示を命じる規定を新たに設けた。
一方、中道、チームみらい、日本共産党の3党が共同提出した議員立法案も衆院で審議入り。抗告を「全面禁止」として証拠の目的使用の禁止規定は設けなかった。
ひで子さんは中道・立憲・公明合同部会で再審制度の見直しについて、ヒアリングを受けるために出席した。
冒頭のあいさつで、巌さんの現在の様子について「5年ぐらい前からちょっと足が弱くなりましてね、車いすという、現状はそういうことでございます」と明かした。
「巌をもとの体に戻してくれとは申しません。巌の身に起きたことが、この世界からえん罪をなくすことにつながるように切に願っております。巌だけが助かればいいと思っていません。えん罪で苦しんでいる方が大勢いらっしゃいます。その方をお助けしなければならないと思っています。再審法の改正を国会議員のみなさま、どうぞお貸しください。期待しております」と訴えたひで子さんは大きな拍手を浴びた。












