読売テレビ・特別解説委員の高岡達之氏が25日、「かんさい情報ネットten.」(大阪・読売テレビ)に生出演し、兵庫・たつの市で起きた母娘殺害事件について解説した。
今月19日午前9時30分ころ、知人が「数日前から連絡が取れない」と交番に相談し、安否確認に訪れた署員が、2階建ての一軒家に住む母・田中澄惠さん(74)と次女の千尋さん(52)が1階の廊下であおむけで倒れ、血を流しているところを発見した。2人の首や上半身には複数の刺し傷があり、13日に死亡したとみられている。家には現金が入った財布が残されており、凶器はまだ見つかっていない。
事件発覚の3日前、大山賢二容疑者(42)が兵庫・高砂市の路上で寝ているところを通報され、警察が接触し「人を殺した」という趣旨の話を聞いていたが、凶器を所持せず、話がかみ合わなかったため逮捕せず、所持金もなかったため事件現場付近まで送り届けたという。警察は殺人容疑で逮捕状を取り、全国に指名手配し、公開捜査に切り替えた。
警察の対応について高岡氏は「話がかみ合わなかったというのは、本人がその時点で持っていたものに(殺人を)直接におわせるものが何もなかった。しかも車で送っているのは何だと思うかもしれませんが、まったくお金を持ってなかったら、また路上に放りだすわけにはいきませんので『お知り合いのところあるんですか』と聞いて、ここの場所(事件現場付近)を言われて乗せていくというのも、私は警察官の行動としては合理的だと思います」と持論を述べた。
高岡の解説に納得した岩田明子氏だが「ちょっと一回、署に行って話を聞こうかというのがあってもよかったのかな。少し休ませて、複数人で話を聞いてもよかったのかな」と指摘。これに高岡氏も「少なくとも夜が明けるまで署でゆっくり話を聞いて、強行事件、人殺しも入ります専門の刑事さんが来ますんで、そこで話を聞いてもよかったのかな」と賛同した。
公開捜査の意味について高岡氏は「(警察は)報道機関にこんな写真(大山容疑者の顔)を渡す必要はないんです。名前を言わない時もあります。立ち回り先(犯人が訪れそうな場所)の情報をあらかじめ警察は得ている。その場合は、全国に指名手配と言いますが、警察同士で世の中に公開せずに手配をします。しかしながら、そういう痕跡がない。あるいは薄い場合は写真、名前も提供して、できるだけ全国のみなさんに。凶器が見つかっていないということは、次の犯行の危険性もあるということになります。皆さんを不安な気持ちにさせたいわけではありませんけど、公開捜査というのは、一刻を争う状況だと思っていただいた方がいい」と警鐘を鳴らした。












