5日(日本時間6日)にデトロイトで行われたタイガース―レッドソックス戦で乱闘騒ぎが起こった。

 タイガース先発のフランバー・バルデス投手(32)は序盤から打ち込まれ、4回にはコントレラス、アブレイユに2者連続本塁打を浴びて8失点。精彩を欠いた左腕は続くストーリーの背中に死球を与え、ストーリーは激高。両軍のベンチから選手が飛び出し、一触即発となった。不穏な空気の中、バルデスに退場が告げられた。

 試合後、レッドソックスのトレーシー暫定監督は「卑劣だ」とバルデスを糾弾。ストーリーも「議論の余地はない」と明らかな故意死球だとした。

 一方、バルデスは「故意じゃない。状況から故意に見えたかもしれないが、そうではない。ストライクを投げてアウトを取ろうとしていた。高めの球でコントロールを失ってしまっただけだ」と釈明。しかし、ベテラン左腕はアストロズに在籍した昨年9月2日のヤンキース戦で満塁弾を浴びた直後にサイン違いを装い、自軍の捕手に〝故意死球〟した疑いがあり、味方から冷たい視線を浴びた。

 タイガースのA・J・ヒンチ監督は「我々はここで本当に素晴らしい野球をしている。あれはそうは思えなかった。意図を判断するつもりはないが、ああいう場面でグラウンドに出た時、通常は自分が正しいと思っているものだ。あの時は気持ちの良いものではなかった」と擁護するどころか、バルデスの〝蛮行〟を暗に非難。米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「A・J・ヒンチでさえ、弁護役を演じることに居心地の悪さを感じている様子を見ると、彼の無実を断定するのは難しい」と〝クロ判定〟した。