ブルージェイズの岡本和真内野手(29)が5日(日本時間6日)、敵地でのレイズ戦に「3番・三塁」で先発出場。2試合ぶりとなる一発を放ち、メジャー移籍1年目から10号に到達した。ルーキーイヤーの2桁本塁打日本選手では村上(ホワイトソックス)に続いて11人目、右打者では鈴木(カブス)以来の快挙となった。
岡本のバットが初回から快音を響かせた。初回二死無走者で相手先発右腕・ラセムセンが投じた外角への96・3マイル(約155キロ)のフォーシームを一閃。逆らわずに振り抜いた打球は右中間フェンスを越え、飛距離409フィート(約124・7メートル)の先制弾となった。これで5月に入って岡本は5戦5発。村上の活躍が脚光を浴びる中、先輩の岡本も一つの節目をクリアした。
さらに岡本は8回先頭で中前打を放ち、4打数2安打1打点。守備でも5回一死一塁の場面でほぼ遊撃の位置に入り、アランダのライナーを飛びついて捕球した後に素早く一塁に送球して併殺を完成させた。チームは終盤に試合をひっくり返されて3―4で3連敗を喫したが、いよいよ本領発揮だ。
まさに右肩上がりの岡本には主砲を〝再生〟させる期待も高まっている。入団間もない頃から岡本を温かく迎え入れ、今や兄弟のような仲良しコンビとなっているウラジーミル・ゲレロ内野手(27)の大爆発を誘発する着火剤になるとみなされているのだ。この日、カナダのスポーツサイト「Dose.ca」は「岡本和真こそウラジーミル・ゲレロを再び軌道に乗せられる人物かもしれない」が伝えた。
攻撃の要である主砲のゲレロは今季36試合に出場して打率3割2分8厘。アベレージを残している一方、2本塁打と期待に届くほどのアーチは生まれていない。同サイトは「調子が悪いわけではない。むしろその逆だ。彼が本来持っているはずのパワーを発揮できていないだけだ」と分析し「極めて単純な理由がある。ウラジーミルには『後ろの打者』がいないのだ。ボー・ビシェットがトロントを去ったため、相手投手は他の打者がそれほど脅威にならないと分かっているからこそ、ゲレロに対して慎重に投球できる」と読み解いた。
ゲレロの直後に強打者が控えていればマークも分散されるが、現状では見合う選手が不在。そこで和製大砲の出番となり「その問題を解決できる存在として、ひっそりと頭角を現している選手が一人いる。岡本和真だ」と名指しで期待したわけだ。
巨人時代は不動の4番打者として通算打率2割7分7厘、248本塁打、717打点を記録。野球界最高峰の舞台に立っても、その存在感は日を追うごとに増している。












